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忘れられない名句
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 毎日新聞社/ |
発売年月日 | 2004/07/25 |
JAN | 9784620316840 |
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忘れられない名句
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「忘れられない名句」(福田甲子雄)を読んだ。 各句にルビがふってあって句のリズムがつかみやすいし、福田さんの解説も丁寧で温かみを感じる。 俳句であれ短歌・和歌であれ、こういった鑑賞本解説本を読むのはなんとなくズルしている気がしないでもないのだが、自分で句集・歌集を読むのには限...
「忘れられない名句」(福田甲子雄)を読んだ。 各句にルビがふってあって句のリズムがつかみやすいし、福田さんの解説も丁寧で温かみを感じる。 俳句であれ短歌・和歌であれ、こういった鑑賞本解説本を読むのはなんとなくズルしている気がしないでもないのだが、自分で句集・歌集を読むのには限界あるからな。 収録された句の中で一番に引くとしたらこれかな。 《春の水岩を抱(いだ)いて流れけり 夏目漱石》 私の中での「春の水」の句といえば、(この本には収録されていないが) 《春の水とは濡れてゐるみづのこと 長谷川櫂》 なのだが、漱石のこれも甲乙つけ難い艶めかしさがあるんだよな。 あと気に入った句をいくつか引く。 凧(いかのぼり)なにもて死なむあがるべし 中村苑子 海になるために急げり夏の川 鈴木六林男 夏痩せて嫌ひなものは嫌ひなり 三橋鷹女 おく底のしれぬ寒さや海の音 哥川 棒をもて叩けば固(かた)し寒の石 高室呉龍
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