一冊で読む日本の名作童話 明治から昭和まで、ぜひ読んでおきたい48編

浜田廣介(著者), 芥川龍之介(著者), 与謝野晶子(著者), 壺井栄(著者), 佐藤春夫(著者), 宮沢賢治(著者), 椋鳩十(著者), 川端康成(著者), 有島武郎(著者), 山村暮鳥(著者), 小川義男

• 内容紹介: 内容:童話の夜明け・明治:十二月の苺 巌谷小波著. 金魚のお使 与謝野晶子著. 「赤い鳥」がもたらした創作の息吹・大正:蜘蛛の糸 芥川龍之介著. 二人の兄弟 島崎藤村著. 納豆合戦 菊池寛著. 一房の葡萄 有島武郎著. おもちゃの蝙蝠 佐藤春夫著. 赤い蝋燭と人魚 小川未明著. 岡の家 鈴木三重吉著. 機関車と月の話 千葉省三著. 一夜の宿 山村暮鳥著. ごん狐 新美南吉著. 子どもたちの半数が農家に生まれていた・昭和初期:欲しくない指輪 徳永直著. 瓦斯灯と子供 川崎大治著. きんまくわ 槙本楠郎著. お母さんの思い出 室生犀星著. 捕虜の子 吉田絃二郎著. よだかの星 宮沢賢治著. 泣いた赤おに 浜田廣介著. 赤いペン皿 岡野博著. 金の梅銀の梅 坪田譲治著. 戦争と平和の童話・戦中・戦後:白い封筒 吉田甲子太郎著. 煉瓦の煙突 下畑卓著. 朝の鐘ふり 塚原健二郎著. 峠の一本松 壺井栄著. 片耳の大鹿 椋鳩十著. 椿 川端康成著
• 販売会社／発売会社: 小学館/
• 発売年月日: 2004/11/20
• JAN: 9784093875301

商品レビュー

2011/12/08

愛読雑誌「月間致知」にて宮澤賢治の「よだかの星」が紹介されていたのをきっかけに、童話を読みたくなった。
確かに、童話なので内容は平易。ストーリーも単調。でも、さすが名作というだけあって、言葉遣い、言葉の流れが非常にスムーズ。
ちょうど先日、暇だったので読者投稿型の携帯小説を読んでいて、「やっぱり素人。つまらないなぁ。」と思った事もあり、「これがプロの作家と素人の違いだな。」と実感した。
また、大人になったからこそ作者の時代背景やそこに秘められた願いなども楽しめた。

2008/09/28

童話って学生時代の教科書以来です。
今読んでみると、驚くほど新鮮！！
こんな話だったのかー！とか、童話って、こんなに情緒あふれる読み物だったっけ？
といったような、子供の頃にはわからなかった味がありますね。
誰もが知ってるような著名な文豪たちが、けっこう童話を書いてたっていうことも意外でした。
「泣いた赤おに」「ごん狐」はやっぱり泣けますねぇ・・大人だからこそ泣ける。
もっと童話が読みたくなりました。

2008/06/05

明治〜昭和初期の作品48編。時代背景が児童文学に及ぼす影響の大きさに驚く。『泣いた赤おに』は読んでるこっちが泣ける。