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三人の年上体験 若兄嫁と家庭教師と上級生と フランス書院文庫
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三人の年上体験 若兄嫁と家庭教師と上級生と フランス書院文庫

鏡龍樹(著者)

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三人の年上体験 若兄嫁と家庭教師と上級生と フランス書院文庫

定価 ¥628

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 フランス書院/
発売年月日 2005/01/10
JAN 9784829613269

三人の年上体験

¥330

商品レビュー

3

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2008/11/12

ストーリー展開は大変良く出来ている

高校一年生の主人公とその兄嫁、家庭教師、先輩、そして兄も、完全な脇役ながら本編に欠かせない恋敵的存在として登場する。この5人の相関関係を掻き回す、程よく軽薄な兄が適度なスパイスの役割を果たす緻密に折り重ねられたストーリー展開には、美術部という設定の活かし方も併せて良く練られた印象...

高校一年生の主人公とその兄嫁、家庭教師、先輩、そして兄も、完全な脇役ながら本編に欠かせない恋敵的存在として登場する。この5人の相関関係を掻き回す、程よく軽薄な兄が適度なスパイスの役割を果たす緻密に折り重ねられたストーリー展開には、美術部という設定の活かし方も併せて良く練られた印象を受ける。3人のヒロイン達は紆余曲折しながらも本心では主人公を想っている。この匙加減は絶妙である。ストレートな家庭教師、婉曲的な先輩、その中間に位置する兄嫁。それぞれの立場でそれぞれの想いが主人公に向けられる。ただ、いろいろな要素が複雑に絡んでいるためか、誘惑系の魅力のひとつである「何が何でも主人公をゲットする」みたいな力強さには若干欠ける気もする。さらに、これは鏡作品の共通項でもあるのだが、主人公の曖昧さというか優柔不断さが目につき、爽快な印象を与えないことである。それは、絶対の想いを寄せるのが兄嫁だからであろう。夫のある身、それも兄嫁という、もとより報われない恋の壁があるため、家庭教師とも先輩とも完全な相思相愛になれず、やや流されながらお付き合いしている印象が勝ってしまうのである。そのため本作全体の印象が突き抜けたものにならないようである。

DSK