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他者に臨む知 臨床教育人間学1
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 世織書房/ |
発売年月日 | 2004/12/10 |
JAN | 9784902163148 |
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他者に臨む知
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商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
心にとどめておきたい箇所を引用・抜粋 「これまで理論といえば、他者と「私」の隔たりを生み出すもの、非臨床的なものとして捉えられてきた。確かに、一般的に理論には、「私」を他者から切り離し、他者を包摂し、対象化=モノ化する効果がある。だが、われわれは、そもそも理論・技法・海図なきものは、他者の顔・訴えを直視することができない、という現実にもっと目を向ける必要がある。理論・技法・海図なきままに自己を開き他者とかかわる者は、鏡像的な感情の渦や複雑さの大海で溺れ、共倒れする危険が高い。技法よりも心がけを重視する心情主義的な実践家は、他者を直視しているのではなく、自ら想定する他者像を他者に押し付け、自己満足の幻想に浸っているに過ぎないのだ。クライアントと共に歩み、クライアントに対し純粋であるためにこそ、深い森のなかに入り込んでも自己の位置と方向性を見失わない「羅針盤=理論」や自己自身を見失わない「マナー=理論」が必要なのだ。とりわけ、マナーとしての理論ということで考慮すべきは、クライアントという存在は、この社会の一般ルールの中では自律できない、他者に搾取されやすいヴァルネラブルな状態にある弱い存在だ、という点だ。専門家は自己の欲望を追及する無意識の働きのなかで、クライアントを搾取し、支配し、傷つけているかもしれないのだ」 越智康詞「対人支援活動の操作環境とそのパラダイム転換 〝臨床的関係〟を/が支える理念・制度・理論の探求」(臨床教育人間学会編『臨床教育人間学1 他者に臨む知』世織書房)、2004年、p.102
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臨床教育人間学会の機関誌(紀要)第1号として出版された論文集。こうでもしてお勧めしておかないと、誰も買う人はいないだろうと思うので、☆4つ。評者(私)の手元には、売れずに出版社から買い取った本が数冊残っている。今なら希望者には何割引かでお譲りできる(要交渉)。
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