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旅をする裸の眼
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旅をする裸の眼

多和田葉子(著者)

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旅をする裸の眼

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 2004/12/10
JAN 9784062125338

旅をする裸の眼

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商品レビュー

4.4

5件のお客様レビュー

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2018/11/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

国の境界、言語の境界、思想の境界等様々な「境界」を冷静に見つめるベトナム人女性の12年を追う物語。 流されるようにベトナムから東ドイツ、西ドイツ、フランスと転々と移り住む。 ビザもパスポートも持たず息を殺すように身を隠す彼女の唯一の拠り所は映画。 一人の女優カトリーヌ・ドヌーヴの出演する映画を飽きることなく何度も観続ける。 映画の中で生き生きと様々な役柄を演じる女優に向かって「あなた」と呼び掛けながら。 それは不法滞在のため常に怯え日陰で生きるしかなく、境界を曖昧に漂うしかない彼女にとっての心の支えでもあり、声に出せない魂の叫び。 映画の内容に彼女の境遇がリンクしていく。 「あなたも映画の中ではいろいろな役を演じなければならないようですが、わたしたちもみんな誰が監督なのか分からない歴史という映画の中で絶えず何かの役を演じ続けていかなければならないのです」 時代に翻弄され続け、逃げることも出来なかった彼女。 時が流れ、国境を越えるのにもうパスポートはいらない、と知らされた彼女の胸中を思うと悔しい。

Posted by ブクログ

2012/02/27

感情は動かない。 文字が言葉が眼から入り込んで脳内をめぐる。 その不思議な感覚の虜になってしまう。

Posted by ブクログ

2012/01/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

映画全然見ないのでわからないなぁと思いつつも、それ以外の普遍的魅力に引っ張られてさらりと読み進められた。ただ最終章は、ダンサーインザダークがビョークと中途半端に知ってたために、カトリーヌ・ドヌーヴを追っかけてきたのになんで???と混乱。Wikiみたらちゃんと彼女も出演していた。映画好きな人ならもっと楽しめたはず。

Posted by ブクログ

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