経営分析の知識 日経文庫

岩本繁(著者)

• 販売会社／発売会社: 日本経済新聞社/
• 発売年月日: 2004/07/17
• JAN: 9784532110253

商品レビュー

2019/06/08

　収益、損益分岐点、流動性、生産性における経営指標となる数字の種類とその構造（求め方）についてなかなかの密度で説明されています。

　経営指標を学びたい方には有用でしょう。
　ただ私個人としては、あまりに教科書的で実感がわきませんでした。個人的にはこの手の本は「実感」を重視します。数字のための数字ではなく、実社会に生かせる数字でなければ意味がないので。
　その意味で少々退屈する内容でした。

2013/10/11

ＲＯＡやＲＯＥなどの経営指標を紹介する。僕にとって興味があるのはＲＯＡ。（いかに少ない資産で、いかに多くの利益を生んでいるかを示す指標）。
在庫というものの意味を深く考える僕にとって、ＲＯＡほど興味深い数字はない。そして在庫回転率。これも外せない。

売掛金を過大に計上し売り上げを偽装していて突然倒産した企業の例など、分かりやすい事例が紹介されているのが良かった。

2009/06/04

どんなとかが企業の強みでどこが弱みなのかを知るにはわかりやすくおもしろかったと思いました。
企業は総合的にみれば強く見えます。しかし、1ヵ所ずつ細かくみれば、弱点になるとこがあるということを知りました。
「企業は人なり」という言葉があります。その中の一つ経営陣が強い会社は弱点がとても少ない。これを見てたしかに経営陣がしっかりしてれば崩れることはあまりないんだろうと思いました。逆に経営陣がしっかりしていない会社はそこから弱点が広がってしまうんだと思いました。
会社にはいろいろな部所があるけれど、経営陣の強さというのが大切なんだと思いました。