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すべてのまぼろしはキンタナ・ローの海に消えた ハヤカワ文庫FT
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すべてのまぼろしはキンタナ・ローの海に消えた ハヤカワ文庫FT

ジェイムズ・ティプトリー・Jr.(著者), 浅倉久志(訳者)

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すべてのまぼろしはキンタナ・ローの海に消えた ハヤカワ文庫FT

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商品詳細

内容紹介 内容:キンタナ・ローのマヤ族に関するノート. リリオスの浜に流れついたもの. 水上スキーで永遠をめざした若者. デッド・リーフの彼方
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2004/11/15
JAN 9784150203733

すべてのまぼろしはキンタナ・ローの海に消えた

¥550

商品レビュー

3.6

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みんなの感想まとめ
  • 幻想的海中奇譚
  • メキシコ舞台歴史問題
  • エメラルドグリーン自然人間関係
  • SF的不穏さ
  • ラテンアメリカ文学深層探求
  • 美しい空気感
  • 予想外の親しみ
  • 現実延長線上の奇妙さ
  • 中編三部作の魅力

幻想的な物語が織りなす中編三部作で、メキシコのキンタナ・ローを舞台にした奇譚が描かれています。著者の晩年に書かれたこの作品は、読者を美しいエメラルドグリーンの海の冷ややかさと、心地よい空気に包まれる世界へと誘います。現実の延長線上にある奇妙な出来事や、歴史や経済の深刻な問題を反映したストーリーは、予想以上に親しみやすく、肩透かしを食らうような感覚をもたらします。特に、自然と人間の関係を考察するセリフが印象的で、作品全体に流れる不穏さがSF的な要素を感じさせます。また、ラテンアメリカ文学者による解説も充実しており、著者の背景や作品の深層を理解する手助けとなります。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2026/01/01

●2026年1月1日、いま図書館で借りて読んでいる「マッチング・アプリ症候群」の著者が執筆のために潜入したマッチングアプリにて取材対象の相手男性とマッチングしたきっかけが共通のファンであるSF小説家だったと書いてあった。それがこのジェイムズ・ティプトリー・Jr.。【23~24ペー...

●2026年1月1日、いま図書館で借りて読んでいる「マッチング・アプリ症候群」の著者が執筆のために潜入したマッチングアプリにて取材対象の相手男性とマッチングしたきっかけが共通のファンであるSF小説家だったと書いてあった。それがこのジェイムズ・ティプトリー・Jr.。【23~24ページ】

Posted by ブクログ

2017/05/18

著者晩年の幻想小説、中編三部作。 メキシコ湾とカリブ海の間に突き出た半島キンタナ・ローの沿岸を巡る奇譚。 原題は"Tales of the Quintana Roo"――なので、 邦題に日本語の静かなパワーを痛感、カッコイイ。 昔、カンクンへ旅して骨折して帰...

著者晩年の幻想小説、中編三部作。 メキシコ湾とカリブ海の間に突き出た半島キンタナ・ローの沿岸を巡る奇譚。 原題は"Tales of the Quintana Roo"――なので、 邦題に日本語の静かなパワーを痛感、カッコイイ。 昔、カンクンへ旅して骨折して帰ったきた人の話は…… しなくていいですね(笑)。 そこまで行ったことがなくても、 沖縄の海に浸かった経験のある向きには、 美しいエメラルドグリーンの海に、 その色味から冷やかさを想像し、 熱気に包まれて火照った身体を クールダウンしてくれるのを期待して駆け込むと、 実は――ぬるい、 物凄く生ぬるくて「騙された!」と叫びたくなる、 あの気持ちを思い出していただけるかと思いますが、 この連作のページを捲っていて、そのときの気分が蘇りました。 空気がトロンとして、実に心地いい。 もっと難解、あるいは奇抜過ぎて 着いていけない作風を想像していたら、 いい意味で肩透かしを食いました。 我々の現実の生活の延長線上、 あるいは曲がり角の向こうにある奇妙な世界の話。 しかし、箱メガネで覗いた水に反射するのは、 侵略や格差といった歴史や経済の深刻な問題なのかもしれない……。 ところで、ラテンアメリカ文学者・越川芳明氏による解説が 素晴らしい。 著者の来歴と、収録作のバックボーンと思われる事象について 過不足なく伝えてくれている。 読者が文学の解説に求めているのは「●●さんと私」のような エッセイ、内輪話などではないのだ。

Posted by ブクログ

2015/06/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

図書館で目に留まって、本当に何となく手に取った一冊です。 作者のティプトリーさんは本当は女性(覆面作家)で、SF小説の名手なのですね。彼女の書いたSF小説は、私でも名前を知っているものばかりでした(中にはずっと読みたいと思ってるSFも!) そんな彼女が、ファンタジー小説というあ、幻想小説を書いたのが今作です。 作者も、語り手もアメリカ人ですが、キンタナ・ローというメキシコの海を舞台にしています。 「リリオスの浜に流れついたもの」「水上スキーで永遠をめざした若者」「デッド・リーフの彼方」を収録しています。 語り手の「わたし」は同一人物なので、ゆるい連作短編集といったところでしょうか。 何となく手に取った一冊だけれども、読み始めると不思議な味があって、どんどん引き込まれていきました。海って本当に不思議です。何があってもおかしくないというか、何があっても許されてしまう場所というか。海が両性具有という考えには非常に親近感が湧くと同時に、納得してしまいます。 そんな私のお気に入りは「リリオスの浜に流れついたもの」ですね。 ドキドキして、少し怖いところさえあるんだけど、本当に面白いです。 幻想的な海と、それでいて海の怖さみたいな側面を余すことなく書いていて、自然に対する畏敬の念というものがこみあげてくる好篇です。 まさに世界幻想文学大賞の受賞作にふさわしい一冊でしょう。 この本を読んだら、作者のSF小説もまた読んでみたくなりました。ティプトリーさんのお話って、とにかく題名のセンスの良さが本当に素晴らしい、て思うのですよね。 海に出ることが多くなる夏の前、梅雨くらいの時期に、なんとなく読みたくなってしまう一冊で、今の時期に読めてよかったなって、想うそんな一冊でした。

Posted by ブクログ

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