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ドラゴンランス伝説(3) 黒ローブの老魔術師
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ドラゴンランス伝説(3) 黒ローブの老魔術師

マーガレット・ワイス(著者), トレイシーヒックマン(著者), 安田均(訳者)

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ドラゴンランス伝説(3) 黒ローブの老魔術師

定価 ¥2,145

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 アスキー/エンターブレイン
発売年月日 2004/08/04
JAN 9784757719385

ドラゴンランス伝説(3)

¥1,375

商品レビュー

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2023/04/22

ちなみにサブタイトルは、『黒ローブの老魔術師』です。 伝説も、折り返し地点の3巻ですが、ここに来て、いよいよ面白くなってきましたよ。 やはり、主人公は時に苦しむ場面も無いとね(まだレイストリンだけがそうと決まった訳ではないが)。 というか、これって、過去を遡る前に気付けなかっ...

ちなみにサブタイトルは、『黒ローブの老魔術師』です。 伝説も、折り返し地点の3巻ですが、ここに来て、いよいよ面白くなってきましたよ。 やはり、主人公は時に苦しむ場面も無いとね(まだレイストリンだけがそうと決まった訳ではないが)。 というか、これって、過去を遡る前に気付けなかったのかとも思うが、本書でも言っている通り、レイストも人間だということで(この台詞、別の意味で凄く沁みるものがある)。 そもそも、事の発端は、レイストリンが目指す扉がある場所に無かったことから始まり、そこからは、折角いろいろな物を手に入れた筈なのに、何故か、精神的に不安定な状態に陥り、その理由が、過去の世界にいる故に確定しているであろう事であるからに加えて、毎夜寝る度に同じ悪夢を見る程の衝撃的なもので、まさか、ここに来て、こんなレイストを見る事になるとは思いもしなかった。 しかし皮肉にも、これがきっかけとなり、双子の兄キャラモンには、かつての傭兵時代のような気安さと、夢と希望に満ちた若き日に立ち帰ったような、そんな親愛を示すようになったレイストリンに対して、心の奥では許さない気持ちでいたキャラモンも、思わず軽口を叩いたり、果てにはお互いに笑い合ったりと、「戦記」も含めて、こんなに仲の良い息の合った様子を見るのは初めてで、ああ、やはり双子なんだなあと、何か感慨深いものがあって、もうこの場面が永久に続けばいいんじゃないかなんて、本編そっちのけで思ってしまいました。 『この一瞬、二人のあいだにあった、長年のよそよそしい闇が、嫉妬が、憎悪が──すべて消え去った。ともに危機に直面し、二人は母親の胎内でそうだったように、ひとつになっていた』 『今ひとたび、彼は兄とともにいた。兄は誰よりも近しい存在で、これからもずっとそうだろうと思えた。間の抜けた鈍い頭だけれど、最愛の兄だ』 『双子は黙って野宿した場所に引き返した。気まずさのない、心安らぐ沈黙だった。もう何年ものあいだ、二人のあいだから失われていた沈黙だ』 「ねえ……覚えてるかい? 子どものころ、ぼくが怖い夢を見てたことを?……」 「兄さんがぼくの眠りを守ってくれただろう。悪い夢を追いはらってくれて……」 「ぐっすり眠れ、レイスト」 「おれが寝ずの番をして見張っててやる……」 しかし、今後の展開次第で、この夢のような、かつての若き思い出に立ち帰ったような日々は、やはり過去のものとして、あっさり消え去ってしまうような悲しい予感も抱いてしまい、そこには、《大変動》を起こした理由のひとつが、神々の都合の下に成り立っていたように、レイストリンやキャラモンが、どれだけ人間として、望みたい道を目指そうが、所詮は誰かの掌の上で踊らされているだけなのではないかといった、そんな諦観めいた思いも抱いてしまうからである。 そして、更に輪をかけるように、クリサニアの存在が双子の間に立ち塞がる・・なんて書き方は良くないな。確かにクリサニアは、最初の、理想ばかり抱いていた世間知らずのお嬢様では無くなり、過去の世界での経験が、彼女を泥臭くも毅然とした態度で、陳腐な愛に堕ちることもなく、悲惨な状況に敢然と立ち向かって、精神的に成長したように思われる・・・しかし、レイストリンを目の前にすると、狂信的傾向もありそうで、何か不安にさせるものを感じるのが、とても気になる。 それから忘れてはならないのが、タッスルホッフの存在で、彼の居る意外な場所もそうだが、そこで出会ったノームの「ニムシュ」が、まさかの偶然の一致によって、タッスルの持つ、あれの切り札的存在感が増したような気がして、こちらも目が離せない。 更に、レイストリンがクリサニアに課していたのは、かつての英雄ヒューマが挑んだ『神々の試練』のようでもあり、彼の野望に向けて再び動き出そうとする強固な意志が、ありありと覗えて、ここから先は私にとって、いよいよ未知の世界となり(3巻までは昔読んだことがあるので)、どういう展開になるのか、とても楽しみです。 というわけで、4巻に続く。

Posted by ブクログ

2022/09/24

ということでグループSNEです 訳者である安田均さんは日本にRPGを根付かせた功労者のひとり(最大のと言ってもいいかもしれません)であり、その安田均さんの元に集った若き異才の集団がグループSNEなのです そしてその才能はファンタジー小説やゲームシステム開発といった分野で華々しい...

ということでグループSNEです 訳者である安田均さんは日本にRPGを根付かせた功労者のひとり(最大のと言ってもいいかもしれません)であり、その安田均さんの元に集った若き異才の集団がグループSNEなのです そしてその才能はファンタジー小説やゲームシステム開発といった分野で華々しい活躍をとげ、RPGやファンタジーの裾野を広げて行きました 当時のファンタジー好きの中高生はいつか自分もグループSNEに入って安田均さんや水野良さんと机を並べて空想世界を作り出す一員になることを一度は夢見たのではないでしょうか そしてグループSNEの黎明期を支えたのが雑誌『コンプティーク』です! 今も続いているんですが1980年代に隆盛を誇ったいわゆるメディアミックス雑誌でコンピュータゲームの記事がメインではあるもののちょっとエッチな袋とじ(!)なんかもあったりして、当然のごとくちょっとエッチな若者である私は毎月購入って違う違う!目的はそっちじゃなくて当時連載していた『ロードス島戦記』のリプレイです!! (雑誌『コンプティーク』についてはまだまだ語ることがたくさんあるんですが…麻宮騎亜さんとか中村うさぎさんとか、今回は本題ズレてしまうので割愛しますてすでに『ドランゴンランス』からめちゃくちゃズレてるその口が言うか!) 日本に入って来たばかりのテーブルトークRPGの遊び方を分かりやすく伝えるために、実際のプレイ状況を書き起こしたもので、当時テーブルトークRPGに夢中になっていた者たちの指針にもなっていました そして日本中で多くの物語が作り上げられたのです シナリオマスターが舞台の素を創りプレイヤーたちが一緒に異世界の冒険を繰り広げることで 次回はそんな夢の時代の先駆者たちの最大の功績とも言ってよい『ソードワールドRPG』について語ります ってなんなんだよこのレビューは!w

Posted by ブクログ

2014/02/10

確かに、「ドラゴンランス」を読んだ人が求めるようなものは、「ドラゴンランス伝説」の方にはないかなぁと思った1冊でした。 だから、どっちかというと、レイストリンもしくか、双子ファンにむけた外伝みたいなのりで読むべきなのかなぁ。 わたしは、けっこうレイストリンのファンなので、許して...

確かに、「ドラゴンランス」を読んだ人が求めるようなものは、「ドラゴンランス伝説」の方にはないかなぁと思った1冊でした。 だから、どっちかというと、レイストリンもしくか、双子ファンにむけた外伝みたいなのりで読むべきなのかなぁ。 わたしは、けっこうレイストリンのファンなので、許しているところがあるのかもしれません。 ただ、キャラモンの欠点が見えてきたり、時間テーマのSFの様にも見えるこの作品というのは、やっぱり、物語の水準としては、とっても高いと思います。 だから、「ドラゴンランス」の続編という色眼鏡をかけないで読む方が、楽しめるかも。

Posted by ブクログ

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