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史上最悪のインフルエンザ 忘れられたパンデミック
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | みすず書房 |
発売年月日 | 2004/01/16 |
JAN | 9784622070818 |
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史上最悪のインフルエンザ
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商品レビュー
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れはフィラデルフィアで始まった。空気感染し、死者から2次死者…N次と毒性を強め、各地に感染被害の猛火が飛び火、若年に死亡率高かった/折しも世界大戦の西部戦線は膠着した塹壕の消耗戦でアメリカの参戦だけが状況打開の途、世論は好戦的だったが’16年の大統領選「戦争はしない」公約でウィル...
れはフィラデルフィアで始まった。空気感染し、死者から2次死者…N次と毒性を強め、各地に感染被害の猛火が飛び火、若年に死亡率高かった/折しも世界大戦の西部戦線は膠着した塹壕の消耗戦でアメリカの参戦だけが状況打開の途、世論は好戦的だったが’16年の大統領選「戦争はしない」公約でウィルソン大統領は僅差で再選/ドイツは不干渉を見込んで無差別潜水艦攻撃/参戦の決断。正義のためだ!キャンペーン/米軍営内とヨーロッパに感染をもちこみ戦闘死の何十倍の死者/当時は濾過透過性病原体を分離も不可能、ワクチン製造の術はなかったが、快復者から採った血清は治癒の能力があることは知られていた。実は大正天皇も罹患者で、血清療法で回復したという。
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100年前のパンデミック 1918年から1919年にかけて広がったインフルエンザの大流行はスパニッシュインフルエンザ(スペイン風邪)と呼ばれる。本書はアメリカから見たパンデミックの様子を描き、分析している。 スパニッシュインフルエンザの拡大は、第一次世界大戦のさなかであったため、...
100年前のパンデミック 1918年から1919年にかけて広がったインフルエンザの大流行はスパニッシュインフルエンザ(スペイン風邪)と呼ばれる。本書はアメリカから見たパンデミックの様子を描き、分析している。 スパニッシュインフルエンザの拡大は、第一次世界大戦のさなかであったため、すぐには公にされなかった。中立国であるスペインに上陸してようやく情報が発信され、その名が付いた。スペインが発生源ではないし、突出して被害が大きかったわけでもない。 コロナ禍の現在、本書を読むと100年前のパンデミックが遠い過去の災いとは思えない。ウィルスに対して、人間という生き物がこんなにも弱いものだったのだと思いしらされる。人とウィルスの戦いは終わっていなかったと知る。 インフルエンザウィルスによる感染症に弱いのは幼児や高齢者である。スパニッシュインフルエンザは驚くべきことに、健康で丈夫なはずの若者がもっとも多く命を落とした。未知のウィルスは、誰を狙うのかわからないのだから恐ろしい。現在感染が広がっている新型コロナは不安を煽りすぎだったと批判する声もあるが、あのときは正体がわからなかったからあの対応でよかったんだと、読むとよく分かる。 当時アメリカでは戦争を優先するため、スパニッシュインフルエンザを「みんなが罹り誰も死なない」病気として軽んじられたという。愛国心を盛り上げるため大々的にパレードなどをして大騒ぎをした。それが優先されるべき事だったとは思えないが、何を優先するかはとても難しい判断ではある。人の動きを止め病気を完全に押さえ込むか、他のことを優先するか。もっとも大切なのは正しく恐れることだといわれる。社会に恐怖が広がるとゼロリスクを求める風潮につながり危険だ。例えばコロナ警察はやりすぎ。冷静に見極めるのが重要だとわかるので本書をおすすめしたい。
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半分くらいまでは読んだけど、その段階でふと”これ、ずっと同じような調子がこの後最後まで続くんちゃうの?”と思ってしまった… そして実際、そんな考えが頭を掠めて以降、しばらくは頑張って読み進めてみたんだけど、やっぱり都市と時間を変えて、様々な地域で起こった、同様の出来事の繰り返し。...
半分くらいまでは読んだけど、その段階でふと”これ、ずっと同じような調子がこの後最後まで続くんちゃうの?”と思ってしまった… そして実際、そんな考えが頭を掠めて以降、しばらくは頑張って読み進めてみたんだけど、やっぱり都市と時間を変えて、様々な地域で起こった、同様の出来事の繰り返し。さすがに得られるものはもう無いな、と思って止めました。基本的にパンデミックの構造は似通っていて、行政の動きの遅さに始まり、人々の認識の甘さがそれに輪をかけて、気付いたときには時既に…みたいな感じ。で、いざ対策をってなると、マンパワーやインフラの不足に悩まされる、という。色んな場面で耳にし目にするけど、いざ自分がその立場におかれると、やっぱりパニクってしまうんですわな。改めて身につまされたし、それだけでも読んだ価値はあろうってもの。
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