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坪内逍遙の妻 大八幡楼の恋
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坪内逍遙の妻 大八幡楼の恋

矢田山聖子(著者)

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坪内逍遙の妻 大八幡楼の恋

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 作品社/
発売年月日 2004/11/30
JAN 9784861820069

坪内逍遙の妻

¥385

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2019/08/02

「近代文学の父」と呼ばれる坪内逍遥とその妻のあまり知られていないいきざまを、描写した作品。最終編のみ創作なので気をつけてほしい。 逍遥の人道的な性格や、芸者上がりの妻センの努力、弟子や養子たちとの出来事など、人間もしくは恋愛ドラマとしても十分楽しめる。 もちろん二人の暖かな夫婦関...

「近代文学の父」と呼ばれる坪内逍遥とその妻のあまり知られていないいきざまを、描写した作品。最終編のみ創作なので気をつけてほしい。 逍遥の人道的な性格や、芸者上がりの妻センの努力、弟子や養子たちとの出来事など、人間もしくは恋愛ドラマとしても十分楽しめる。 もちろん二人の暖かな夫婦関係には私も読みながら憧れたものの、文学好きな私が一番興味深いと思ったのは、島村抱月・松井須磨子の事件に巻き込まれたときのことだ。が、ネタバレになってしまうので割愛する。 他にも、二葉亭四迷との交流についてや、幸田露伴による逍遥評の引用等もある。ここまで深く逍遥の内面に触れられる作品は少ないので、文学好きの同士の方、また「特務司書」(ゲーム「文豪とアルケミスト」のプレイヤーのこと)の方には必読の作品である。

Posted by ブクログ