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イップとヤネケ
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イップとヤネケ

アニー・M.G.シュミット(著者), 西村由美(訳者), フィープヴェステンドルプ

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イップとヤネケ

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商品詳細

内容紹介 内容:イップとヤネケはいっしょにあそびます. しっぽのイップ. お人形のヤンスは病気. おじいちゃんにリンゴを. ヤネケはかぜをひいています. イップは先生. 散歩のきらいなシーピー. 種まき. 鳥の巣とたまご. 子犬と帰ってきたふたり. かくれんぼ. 庭のハリネズミ. 初もののイチゴ. 子ヒツジのモコモコちゃん. 船に乗って. シーピーの赤ちゃん. 大きな水たまりを歩く. アヒルの子. プムとプーム. かわいそうなタッキー. ハチ. シーソー. アイスがいっぱい. 動物園. お日さまのせい. プラムを食べる. たこあげ. リンゴ. 庭の落ち葉. とびたいイップ. わんぱくパパ. 消防ごっこ. あられ. 冬がくる. シンタクラースがやってくる. 用水路に落ちたタッキー. クリスマス・ツリー. 新しいカレンダー. ほうきを持った雪だるま. おたふくかぜ. 目かくしおに. ヤネケの誕生日
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2004/06/25
JAN 9784001155730

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商品レビュー

4.4

9件のお客様レビュー

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2024/04/06

 図書館に立ち寄った際、偶然に目に入ったこの本。表紙の雰囲気から、これ絶対良い本だ!とぴんっ!ときました。読んでみたら、想像したより遥かに素敵な本。私が知らなかっただけかもしれないけど、なんでこれだけの本が日本でそれほど読まれてないのか不思議で、今すぐお子さんがいる全世帯に配りた...

 図書館に立ち寄った際、偶然に目に入ったこの本。表紙の雰囲気から、これ絶対良い本だ!とぴんっ!ときました。読んでみたら、想像したより遥かに素敵な本。私が知らなかっただけかもしれないけど、なんでこれだけの本が日本でそれほど読まれてないのか不思議で、今すぐお子さんがいる全世帯に配りたい位早く子供たちに読んであげたい1冊でした。オランダではどの家庭の本棚にもあるくらいの、人気の児童書らしいです。 特に好きだったのが、[種まき][初もののイチゴ][動物園][リンゴ][あられ][新しいカレンダー][おたふくかぜ]でした。 お隣同士の仲良しさん、イップとヤネケの純粋な無鉄砲さが可愛らしくて、微笑ましくて… 子供は大人が考えつかないようなことを自由に思いついて、天才ですね。 [リンゴ]より 庭のりんごの木に実がなって、木に登ってりんごを落として二人で食べる。一人二個ずつならいいよとママに言われて。食べていたら、りんごの中に虫がいた。食べた後、りんごの木のところに行き、その虫を別のりんごの上に乗せてあげた。「よかったね。虫さん、これでまた、続きが食べられるよ。」 可愛すぎます… 理想的な子育ての環境って、こんな感じだろうなぁって憧れます。庭があって、木が生い茂り、そこに鳥が巣を作り、お花やイチゴを植えて、いろいろな動物が訪れ、お母さんが家にいて、隣の家に遊ぶ子がいて、自由に行き来して、たくさんいたずらや失敗をして怒られて学び、買った犬や猫ではなく、迷い犬や近所からもらった子猫を飼い、お世話したり一緒に遊んだり…きっと誰しも、こんな理想の風景に憧れるだろうに、どうして現代は、こんなにも反対の方向へ行ってしまうのでしょう。 それにしても、この暴れん坊のお2人さんのお母さんはとても大変そう。そして、読者もかわいい2人から目が離せません。

Posted by ブクログ

2021/09/18

か、かわいすぎる。おとなりさんのイップとヤネケ。となりの家に同い年の子が引っ越してきてお互い行き来しつつ毎日庭で遊んで過ごす。何て素敵な環境なんでしょう。ふたりでなら日常のどんな些細なことも冒険になるしファンタジーになる。世界はどこまでも広がるしいつまでも一緒に遊んでいられる。そ...

か、かわいすぎる。おとなりさんのイップとヤネケ。となりの家に同い年の子が引っ越してきてお互い行き来しつつ毎日庭で遊んで過ごす。何て素敵な環境なんでしょう。ふたりでなら日常のどんな些細なことも冒険になるしファンタジーになる。世界はどこまでも広がるしいつまでも一緒に遊んでいられる。それを温かく見守る大人の目線があるからこそかもしれない。そして何って影絵。真っ黒だけどふたりにピッタリだしとてもかわいい。国民的キャラクターですって。洒落てる。

Posted by ブクログ

2021/03/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 隣どうしの家に住む男の子と女の子、イップとヤネケの日常を描いた42のお話。お花の種を植えたり、お人形でごっこ遊びをしたり、動物と触れ合ったり、水たまりに入ったり、ときにはけんかしたり…と、幼い2人の子供たちが過ごすささやかな時間を丁寧に描いている。  だから、イップとヤネケはどこにでもいる子供のように思えるし、読み手は自分や自分の子供を2人に重ね合わせながら物語の世界を味わうことができる。素敵な影絵の挿絵は、そんなお話にぴったりだと思った。どうしたら、子どもの気持ちや姿をこんなに的確に捉えて、こんなに生き生きと描き出すことができるんだろう。作家も画家もすごい…!  特に好きなお話は、「アイスがいっぱい」と「動物園」だった。「アイスがいっぱい」は、イップとヤネケが、互いの両親に頼んで、アイスを4つも買うお話。アイスクリーム屋さんが近所の通りにやってきたベルの音を聞きつけたイップがヤネケを誘い、ママに「アイス、買っていい?」とねだる。アイスを食べ終わったところへ通りかかったパパに「アイス、食べるかい?」ときかれた2人は、「食べたーい!」と答える。そんなふうにして、2人は15分の間にアイスを4つも食べ、もちろん夕食が食べられなくなる。二人の子供らしいずるがしこさに、胸をくすぐられた。「動物園」では、「パパ、シマウマのシマ、いつも、だれがかいてるの?」ときくヤネケがとても可愛かった。子供って本当におもしろい。  息子が3歳半〜4歳になったら、読み聞かせてあげたい。彼も、イップとヤネケみたいな関係の友達をもって、彼らみたいに、体をいっぱい使って、心もいっぱい開いて、のびのび遊んでほしいなと心から思った。自分は、そんな彼を優しく見守っているイップとヤネケの父親みたいになりたいなと思った。

Posted by ブクログ

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