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近代日本語の思想 翻訳文体成立事情
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近代日本語の思想 翻訳文体成立事情

柳父章【著】

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近代日本語の思想 翻訳文体成立事情

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 法政大学出版局
発売年月日 2004/11/20
JAN 9784588436109

近代日本語の思想

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商品レビュー

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2014/03/30

 めちゃくちゃおもしろかった。へぇとかほぉとか頷きすぎて、パンク兄ちゃんのヘッドバンキング状態。  現在の「書き言葉」がいかに「翻訳文体」に影響されてできあがったか。○○は……というときの「は」がそもそも翻訳調であり、明治以前の文章には「主語」なんてものはなかった。そもそも「文」...

 めちゃくちゃおもしろかった。へぇとかほぉとか頷きすぎて、パンク兄ちゃんのヘッドバンキング状態。  現在の「書き言葉」がいかに「翻訳文体」に影響されてできあがったか。○○は……というときの「は」がそもそも翻訳調であり、明治以前の文章には「主語」なんてものはなかった。そもそも「文」という概念がなく、「。」は使われていなかった。「だ」とか「である」とかの文末後もつくられたものだった。「彼」や「彼女」もなかった……と、驚きの連続。そして、そのような「文体」を獲得することによって、未知の文化である西洋文化を受け入れていくことができた。また、「翻訳」することでもとの西洋文化を変質させもしたのだ、と続いていく。 発見の喜び、知的な興奮を存分に味わえる、実に楽しい本だった。

Posted by ブクログ

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