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白痴(下) 岩波文庫
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白痴(下) 岩波文庫

フョードル・ドストエフスキー(著者), 米川正夫(訳者)

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白痴(下) 岩波文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店/岩波書店
発売年月日 2004/11/18
JAN 9784003261392

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商品レビュー

3.6

5件のお客様レビュー

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2010/05/28

ラストの主役2人が一…

ラストの主役2人が一夜を明かすところは本当に素晴らしい!長かった話もこのシーンのためだったのかな?とも思います。

文庫OFF

2010/05/28

公爵の生き方を好きに…

公爵の生き方を好きになりました。かなりいいロシア文学の本です。

文庫OFF

2024/02/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前巻でムイシュキン公爵を気に入りすぎたせいか、何故か結末に納得がいきませんでした。 ナスターシャが結局何がしたかったのか、どうしてそこまでして公爵とラゴージンを翻弄するのかもよく分かりませんでした。2人の悩みの種(困らせようと思って困らせているわけではないとしても)であったナスターシャが亡くなり、2人はこれで解放されるのではと思いましたが、誰も幸せになっていませんでした。そして最後の部分で誰も彼女の死を悼んでいなかったのも少し恐ろしかったです。 また、エパンチン家のムイシュキンへの態度も読んでいてイライラしました。婚約を破られたから怒るのまでは分かりますが、冷たくしていたあげく最後の方で「この不仕合せな男の身の上をロシヤ語で嘆いてやる」のはあんまりではないでしょうか? それからレーベジェフとイッポリートの嫌味さが増し、しかもその部分が長かったのも驚かされました。読者にそう憎たらしく思わせるのもドストエフスキー氏の魅力かもしれませんが。 最後に、ムイシュキン公爵が最後で「白痴」に戻ってしまったのは唐突すぎて意味が分からなかったです。ナスターシャが死んだショック、彼女を殺したのが親友でしかも狂ってしまったショックなのかもしれませんが、そのせいで知能の組織がおかしくなるというのは現実的にあり得るのでしょうか。 上巻と下巻でこれほど好き嫌いの差が激しい作品は初めてでした(私が上記のように思ってしまうのは現代の日本の価値観で見ているからかもしれませんね)。上巻だけまた再読しようと思います。

Posted by ブクログ

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