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眠りと文学 プルースト、カフカ、谷崎は何を描いたか 中公新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社/ |
発売年月日 | 2004/06/25 |
JAN | 9784121017536 |
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眠りと文学
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商品レビュー
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4件のお客様レビュー
文学における「眠り」…
文学における「眠り」についての研究書。興味深く読みました。
文庫OFF
瞳を閉じれば現実から隔離された私だけが存在する夢の世界へと行くことができる。一般的に眠りとは身体の機能の一部として身近に感じがちである。しかし、不眠者からすればそうはいかない。眠りをコントロールできなくなった時、自分とかかけ離れた謎の存在として主張し始めるのである。不眠症であった...
瞳を閉じれば現実から隔離された私だけが存在する夢の世界へと行くことができる。一般的に眠りとは身体の機能の一部として身近に感じがちである。しかし、不眠者からすればそうはいかない。眠りをコントロールできなくなった時、自分とかかけ離れた謎の存在として主張し始めるのである。不眠症であったというプルーストの「失われた時を求めて」、カフカの「城」、谷崎潤一郎の「細雪」を同じく不眠症と告白する作者根元美作子が、それぞれが作中に描く「眠り」に潜む「個人」を紐解いていく。
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※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] スタンダールの言葉にあるように、小説=フィクションは人生を映し出す鏡でなくてはならなかった。 しかし二〇世紀は、この鏡の姿に魅せられ、フィクションに対する現実の優位性がぐらつき始めた時代となった。 それはプルーストとカフカとともに始まり、谷崎において“現”という特別な形で現れている。 眠りの次元を取り込んだ彼らの作品を読み解き、人間の存在と意識に投げ掛けられた新しい光を浮かび上がらせる。 [ 目次 ] 1 プルースト(目覚めの暗闇 入れ子状の寝室 ほか) 2 カフカ(既視感のなかから 不気味さ ほか) 3 プルーストとカフカと“現”(世界を新しく定義し直した二人 電話 ほか) 4 谷崎の“うつす”世界(谷崎のアクチュアリティ 小説『細雪』 ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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