パズラー 謎と論理のエンタテインメント

西澤保彦(著者)

• 内容紹介: 内容:蓮華の花. 卵が割れた後で. 時計じかけの小鳥. 贋作「退職刑事」. チープ・トリック. アリバイ・ジ・アンビバレンス. 『パズラー』というタイトルに込められた気概 貫井徳郎著
• 販売会社／発売会社: 集英社/
• 発売年月日: 2004/06/30
• JAN: 9784087747041

商品レビュー

2014/08/29

(収録作品)蓮華の花／卵が割れた後で／時計じかけの小鳥／贋作「退職刑事」／チープ･トリック／アリバイ･ジ･アンビバレンス

2013/01/01

　謎と論理のエンタテイメントらしいが。
　そんなに論理性があったかなぁ。んー、何が気に食わないのか。法月と比べるからいかんのかな。探偵が調査をしているわけじゃないからいかんのかな。
　六つの短篇が入っている作品集。話が繋がっているわけではなく場所も設定もばらばらなんだけれど、初っ端の「蓮華の花」が日常ミステリっぽかったから、その時点で期待していたものと違うと思ったのかもなぁ。
　きちんと警察が出てきて操作をしていたのが「卵が割れた後で」と「贋作「退職刑事」」（これはどうやら都築道夫作のパロらしい。）
　「時計仕掛けの小鳥」と「アリバイ・ジ・アンビバレンス」は安楽椅子もの。（後者は微妙だけど。）
　「チープ・トリック」は中々意外性があって面白かったかな。生々しい描写が多くてじっくり読むのはちょっとあれだけど。
　「謎と論理の～」という煽り文句で綾辻の『どんどん橋～』や有栖川の国名シリーズ、法月のシリーズを思い浮かべた辺りが高柳の敗因だろう。先入観を一切排除すれば西澤らしくて面白い本だった、と。

05.06.06

2011/12/20

舞台がアメリカの話は翻訳ものは読みづらいけど、日本人作者のものなら読みやすい…。どれもなかなかに面白かったと思う。