過剰な人

齋藤孝(著者)

• 販売会社／発売会社: 新潮社/
• 発売年月日: 2004/11/18
• JAN: 9784104542024

商品レビュー

2013/10/20

自分で止めようのない勢いに身を任せてしまい周囲に悲劇や喜劇を巻き起こす過剰な人々。そんな愛すべき癖のある人物が数多く登場する作品世界通して、ドストエフスキー本人の魔力へも迫る。

「罪と罰」「カラマーゾフの兄弟」などよく知られたドストエフスキーの名作。とてつもなく強い文学の香りと人間の本質に迫れるような気がして、一度は読んでみたいと思いながらも中々手が出せない作品である。何故かって？そりゃあ、文体が何だかとっつきにくそうだし、なにより登場人物の名前が頭に入ってこないからです。
でもこの本を読めば、何だか知った気になれそうな気がして手に取った次第です。
読んでみて驚いた。これがまた、ど～しようもないダメ男のオンパレード。なんだか自分勝手な理屈を振り回しては、突拍子もないことをやらかしたりすがりついてみたり・・・。本当にこんな奴らが身近にいたらさぞ迷惑なことだろうと思っていたら、当のドストエフスキー本人も相当なダメ男だったとは・・・。
奥が深いのか何なのか、ロシア文学を楽しむのは相当に難しそうだ。いや、笑って読めばいいのかな？

2011/03/26

斉藤孝をきっかけにドストエフスキーに興味を持ち、「カラマーゾフ」も「罪と罰」も途中でやめたのだけれど、この本を読んでわかった気になった。おしまい。

2011/02/02

ドストエフスキー作品中の人間模様。
小説の長さ故に読んだことはないのだけど、
なんかもういいや。分かった気になった。うん。