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いのちの女たちへ とり乱しウーマン・リブ論
定価 ¥3,300
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | パンドラ/現代書館 |
発売年月日 | 2004/11/25 |
JAN | 9784768478233 |
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いのちの女たちへ
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商品レビュー
4.8
5件のお客様レビュー
いまごろ読んでる。まあとにかくすごい迫力というか筆力というか扇情力というか。ある種の天才だよな。とても一気には読めない。なんかルソーとか読んでいる感覚に近い。 有名な「永山則夫はあたしだ」なんだが、これってやっぱり実感なんだろうと思う。女としてではなくて、そういう人なのだ。...
いまごろ読んでる。まあとにかくすごい迫力というか筆力というか扇情力というか。ある種の天才だよな。とても一気には読めない。なんかルソーとか読んでいる感覚に近い。 有名な「永山則夫はあたしだ」なんだが、これってやっぱり実感なんだろうと思う。女としてではなくて、そういう人なのだ。こういう方には整合性とか道徳とかあんまり重荷ではないだろう。 http://amzn.to/gwuO76 も参照。
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いつも立ち返るべき一冊。一番好きな箇所を引いておきます。 「あたしたちの〈取り乱し〉に対し、ことばを要求してくる人に、所詮何を話したところで通じる訳もないことだ。コミュニケートとはことばではなく、存在と存在が、その生きざまを出会わせる中で、魂を触れ合わしていくことなのだから! ...
いつも立ち返るべき一冊。一番好きな箇所を引いておきます。 「あたしたちの〈取り乱し〉に対し、ことばを要求してくる人に、所詮何を話したところで通じる訳もないことだ。コミュニケートとはことばではなく、存在と存在が、その生きざまを出会わせる中で、魂を触れ合わしていくことなのだから! … 自分をよそにおいて、つまりあくまで奴隷頭としての己れを維持したまま、『リブって何ですか』と聞いてくる男に、わかってもらおうと思うは乞食の心、とつぶやいて、己れの闇は己れの闇、その中をひた走る中で、姉妹たちよ、あたしたちはまず己れ自身と出会っていかねばならない。女から逃げ続けてきた〈ここにいる女〉と出会っていかねばならない。」(89頁)
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言葉はコミュニケーションの道具でもあり、同時に言霊という言葉があるくらい、力のあるものだと思う。だから言葉に気をつけてきた。たまに無口になりながら。でもコミュニケーションの場で交わされる言葉には中身のすっからかんのものもいっぱいある。世の中に溢れる、友達が口にする、言葉の、一体ど...
言葉はコミュニケーションの道具でもあり、同時に言霊という言葉があるくらい、力のあるものだと思う。だから言葉に気をつけてきた。たまに無口になりながら。でもコミュニケーションの場で交わされる言葉には中身のすっからかんのものもいっぱいある。世の中に溢れる、友達が口にする、言葉の、一体どれほどが「ほんとう」を含んだ言葉足りえるのだろうか。 誰かの台詞を100%受け入れてしまう人を見ると、言外のシグナルはなんの意味を持たないのかと、それは言葉への信頼ではなく、想像力の欠如ではないのかと思ってしまう。 誰しもが、何時でも、100%の本音を、言語化する/できるわけじゃない(意識的であれ、無意識的であれ)、たぶん。 この本の中で著者はこういっている。 「本音、本音、とよくあたしも使うことばだけれど、時々人間己自身の本音をどれほど意識できるものなのだろうかと、ふと考えることがある。...とり乱すとは、存在そのものが語る本音であって、それがその時々の最も確かな本音なのだ。...<とり乱し>に対し、ことばを要求してくる人に、所詮何を話したところで通じる訳もないことだ。コミュニケートとはことばではなく、存在と存在が、その生きざまを出会わせる中で、魂を触れ合わしていくことなのだから!」 まったく言いたいことを的確に表してくれる。 「わかってもらおうと思うは乞食の心」と言うほど割り切ることもできないので、ことばを要求してくる人に、さてどうやって話していこうかな。
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