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ブルース・ピープル
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 音楽之友社 |
発売年月日 | 2004/07/31 |
JAN | 9784276234215 |
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ブルース・ピープル
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ブルース・ジャズなどのアメリカの音楽が好きな人には必読の書。1960-70年代のアメリカの黒人の芸術運動の第一人者の著者が、音楽と、音楽が生まれた時代の黒人の状況を関連づけ、分析する。 そんなバラカの音楽エッセーを菊池成孔は「音楽なんかまったく解っていない」「トンデモ」本だと言...
ブルース・ジャズなどのアメリカの音楽が好きな人には必読の書。1960-70年代のアメリカの黒人の芸術運動の第一人者の著者が、音楽と、音楽が生まれた時代の黒人の状況を関連づけ、分析する。 そんなバラカの音楽エッセーを菊池成孔は「音楽なんかまったく解っていない」「トンデモ」本だと言っていたけど、ちょっと反発したい。バラカが音楽論とアメリカ論を結びつけるのは、音楽がアフリカ系アメリカ人の(口承)文化の中心にあったからだ。奇をてらったり「トンデモ」感を出すわけではない。音楽について考えることは、自分のアフリカン・アメリカンとしてのアイデンティティについて考えることなのだ。 音楽の歴史を学ぶためとか資料として読むならつまらないかもしれないけど、音楽の根っこにあるものを知るために読むなら面白いし、これ以上のものには今だ会ったことない。 こういうと「あー人種差別バッシングめんどくさそう」と思われるかもしれないけど、バラカには、黒人であることは自分の一部にしかすぎないという姿勢があることを印象として感じた。ジャズをはじめ黒人音楽は、白人と黒人という二つの民族の文化の、混ざり合いのなかで形作られて行く。一見「黒人のもの」に見える音楽も、実は融和物である。なのにアメリカ人は(白人も黒人も)「これは白人のものではない」として、「黒人」音楽として、ジャズやブルースをカテゴライズしている。 黒人文化のなかの、見えない混血性というのがひとつのテーマになっている。 この本は音楽論であると同時に、アメリカの黒人であるということはどういうことなのかを考える、黒人である著者の自分探しの書でもあるように感じた。
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訳者が「あとがき」に記している通り、ジャズとそれを取り巻く趨勢を1963年の時点で記録するという点では、価値ある本だと思います。 フリー・ジャズのプレイヤーたちが、未だ「前衛派」という言葉で括られていたことに、時代を感じました。 ジャズファン、ブルースファンという人には、読ん...
訳者が「あとがき」に記している通り、ジャズとそれを取り巻く趨勢を1963年の時点で記録するという点では、価値ある本だと思います。 フリー・ジャズのプレイヤーたちが、未だ「前衛派」という言葉で括られていたことに、時代を感じました。 ジャズファン、ブルースファンという人には、読んでて疲れる内容だと思います。というのも、著者は、アメリカ史やアメリカ文化を1960年代のアフリカン・アメリカンの視点から、幅広く(過激に)取り扱っているからです。そういう意味では、アメリカ史やカルチュアル・スタディーズの参考資料なんかにもってこいな本なのかもしれません。(もうなってるのかな?)
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