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子どもを食べる大きな木の話 ショヴォー氏とルノー君のお話集 2 福音館文庫 物語S-14
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 福音館書店 |
| 発売年月日 | 2003/02/20 |
| JAN | 9784834019315 |
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子どもを食べる大きな木の話
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子どもを食べる大きな木の話
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商品レビュー
4
5件のお客様レビュー
えっ!なに、この話!?の連続。かたつむりが主役だったり、子供が木に食べられたり。予想外の展開のお話集。著者本人のイラスト、ストーリー共にどことなく不穏な空気があり、実際びっくりする終わり方も多いです。 子供の頭が破裂して終わった話は、ひっくり返りました
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このなんとも言えない、集合体恐怖症をちょっとゾワッとさせる、けれど面白い表紙の絵。たまたま他の本を探している時に見つけて、思わずポチってしまった。 この中には短編童話が5篇おさめられている。標題になっている『子どもを食べる大きな木の話』は、通りがかった子どもをみんな食べるとい...
このなんとも言えない、集合体恐怖症をちょっとゾワッとさせる、けれど面白い表紙の絵。たまたま他の本を探している時に見つけて、思わずポチってしまった。 この中には短編童話が5篇おさめられている。標題になっている『子どもを食べる大きな木の話』は、通りがかった子どもをみんな食べるという恐ろしい木の話。子どもが3人まで連れ立って歩いていたら、一人残らず食べた。何故なら残った子どもが村に帰って“子どもを食べる木“のことを話すと困るから。けれど4人以上の子供が連れ立って歩いていたら、一人も手をつけなかった。何故なら一度に3人までしか食べられなかったから。 なんとも恐ろしい木だが、もっと恐ろしかったのは村人たち。木が子供を食べているなんて思いもしないから「炭焼きどもが、子どもをとって食うのにちがいない」と炭焼きを皆殺しにし、「オオカミどもにちがいない」とオオカミを皆殺しにした。けれど何も変わらなかったので、森の動物たちを皆殺しにした。 ある日とうとう、一人の木こりが、木が子供を食べるところを目撃し、斧を持って木に立ち向かった。木との壮絶な闘いの末、幹を切り倒すと、木の胃袋にあたる木のうろから、小指の半分ほどの大きさになった子供たちが沢山、姿を現した。 「おうちへ帰して!おじさん!ぼくたちをおうちへ帰して!」と子どもたちが訴えたので、木こりは、ズボンや上着やチョッキのポケットに沢山、小人になった子どもを入れ、帽子の中にも入れ、それでも入りきらない子どもたちは、木こりのあとをチョコチョコついて歩いた。 そうして、無事、村に辿りつき、子供たちを親の元に返すことが出来た。けれど、帰るところがなく、えんえん泣く子供たちもいた。何年も前に食べられて、パパもママも死んでしまった子供たちだ。木こりが「一人子供を取り戻せた親は、一人孤児を引き取ること」とルールを決め、すべての子供たちの帰るところが出来た。そして、子どもたちは何日かたつと元の大きさに戻った。 この「子どもを食べる大きな木の話」には色んなメッセージが込められていると思うが、他の4篇はメッセージもよくわからない、シュールで自由過ぎるお話。 この本には“ルノー君“という男の子が登場し、この中のお話はルノー君のためにパパが作ったお話ということになっている。 ルノー君が「歩いてするお話をして」とパパにせがむシーンがあるのだが、それはつまり“バス旅行“のように決まったルートがあるお話(読むお話)ではなく、散歩するようにパパに手を引かれて出かけ、右でも左でも好きな方向へ進み、パパが速く行きすぎると手を引っ張り、走りたくなったら、走り、止まりたくなったら、止まり、どんなことでも「どうして?」と聞くことができ、いよいよしんどくなったらおんぶしてもらえるような“その場で作って直に口で話してもらうお話“のことだ。だから、この本の中のお話はみんな発想が自由なのだ。 もう一つ魅力的なのは挿絵だが、これも作者のショヴォー氏によるもの。医者だったせいか、細密画のように線が細かいのだが、表紙の絵のように“顔“が雑だったりして、ちょっと素人っぽいところが、味があり、ちょっと気持ち悪いところにも何故か惹かれる。 ところで、この本に登場するルノー君というのは、作者ショヴォー氏の4人の息子のうちの三男で、一番ショヴォー氏と気が合って、可愛がっていたのだが、12歳の時、虫垂炎で亡くなってしまったそうだ。第一次世界大戦中、医者が皆前線に駆り出されて残っていないとき、ショヴォー氏が自分の手で自宅で手術し、そのまま亡くなってしまったという、悲しい経験をしたそうだ。他にも第一次世界大戦中、奥さんも長男も亡くすという悲しい経験をしたそうだ。 この本の中のお話はルノー君の生前に語られたもので、絵は後につけられたらしい。ショヴォー氏がルノー君と過ごした愛しい愛しい時間を本の中に閉じ込めたもの。どうりで、シュールでもグロテスクでも温かみがあると思った。
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山村浩二版の「年をとった鰐」がとても気に入っていて、前から気になっていたシリーズ。絵が大きいので見たかったから、文庫版でなくて大型本(残念ながら絶版)の方を中古で入手。お話だけじゃなく、ショヴォー氏と幼い息子ルノーくんのやり取りも含めて本になってて、その部分がすごくいい。 この巻...
山村浩二版の「年をとった鰐」がとても気に入っていて、前から気になっていたシリーズ。絵が大きいので見たかったから、文庫版でなくて大型本(残念ながら絶版)の方を中古で入手。お話だけじゃなく、ショヴォー氏と幼い息子ルノーくんのやり取りも含めて本になってて、その部分がすごくいい。 この巻に収録されてる中では生意気盛りのヘビの子が鼻の穴に指を突っ込んで、お母さんが「やめなさい!」と平手打ちをくらわせようと息子を追いかけるうちに、母子とも手足が擦り切れてなくなっちゃう話が好き。 ルノーくんの話を受けてパパがでっち上げた、表題作の木の話、それに対するルノーくんのリアクションもすごくいい。
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