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南海ホークスがあったころ 野球ファンとパ・リーグの文化史
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 紀伊國屋書店/ |
発売年月日 | 2003/07/05 |
JAN | 9784314009478 |
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南海ホークスがあったころ
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商品レビュー
4.4
8件のお客様レビュー
野球に興味なく、野村克也さんを知ったのもヤクルト監督以降という私でも興味深い内容。 プロ野球と南海ホークスを日本の近代史と日本と大阪の文化と企業経営とマーケティングと都市計画と、いろんな側面から楽しめ、 そしてなぜ、野村さんが巨人や長嶋さんが嫌いだったのかもわかったような気がす...
野球に興味なく、野村克也さんを知ったのもヤクルト監督以降という私でも興味深い内容。 プロ野球と南海ホークスを日本の近代史と日本と大阪の文化と企業経営とマーケティングと都市計画と、いろんな側面から楽しめ、 そしてなぜ、野村さんが巨人や長嶋さんが嫌いだったのかもわかったような気がする。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
昭和30年代が懐かしい時代ですが、オールド南海ファンを想うとき、昭和30年代の旧き良き時代が思いだされます。戦前に阪神、阪急に続いて南海が誕生し、私鉄沿線毎のの擬似故郷の住民意識の盛り上がり。そして戦後直ぐには「近畿グレートリンク」の名前での優勝。その名前が進駐軍の笑いの対象になり、直ぐにホークスに名前を変え、関西を代表するチームとして昭和20、30年代は阪神以上に巨人の対抗勢力としての地位を占めた!特に昭和34年の杉浦4連投による初日本シリーズ制覇の際の御堂筋パレードなど、懐かしい歴史の数々を紹介。関西の泥臭さを象徴する素晴らしいチームだったのですね。私にとっては西鉄ライオンズを応援していた時代には憎い目の上のたんこぶ、近鉄バファローズを応援していた時代には近鉄以上の弱小マイナーというイメージでした。そして、昭和40年代からのパ・リーグの凋落が鉄道による球場との一体感から全国TV放映による巨人中心主義への移行という流れだったことを改めて社会構造の変革の問題として認識することが出来た名著だと思います。そして福岡へ移ってからの複雑な多種類のホークス・ファンに、巨人・阪神を中心とする単純明快なセ・リーグと比べて、劣等感とその裏返しとしての優越感(本当の野球を応援している!)の塊りを見ることができるという著者の指摘は全くの同感でした。しかし、ホークス、ファイターズの九州、北海道における新しい成功はまた新しい時代がきたのだろうと思いますね。今の私の心境も「近鉄バファローズがあったころ」を懐い、野球を複雑な距離感で見ているように想うのです。
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再読。 南海ホークスを著した資料としても非常に価値が高い。 あの野郎が入団していたら、柿色軍団とタイガースとホークスの人気関係は変わっていたのだろうなと思うのと、今の福岡のホークスが南海時代の歴史をもっと尊重すべき。
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