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バグダッド憂囚 商社マン・獄中の608日 PHP文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | PHP研究所/ |
発売年月日 | 2003/07/18 |
JAN | 9784569579993 |
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バグダッド憂囚
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父の推薦図書。 総合商社の従業員がイランにおいて、新規に仕事を受注しようとして、逮捕・投獄される物語。 総合商社の仕事、というものをあまり理解していないのだが、この本を読んで、頭のいい、体力のある、ブルドーザーのような人でないと勤まらない会社なんだろうなあ、という感想を持った...
父の推薦図書。 総合商社の従業員がイランにおいて、新規に仕事を受注しようとして、逮捕・投獄される物語。 総合商社の仕事、というものをあまり理解していないのだが、この本を読んで、頭のいい、体力のある、ブルドーザーのような人でないと勤まらない会社なんだろうなあ、という感想を持った。 そんな人ばかりが就職したようにも思えないけど。 日本であれば囚人であっても得ることのできる権利すら保障されず、ともすれば秘密裏に殺されてしまう可能性も否定できない、囚われの身になった主人公。彼は「自分の満足する条件の水準を低く抑えることで、自らを守っていた。(中略)人は、どのあたりに自分の目標を据えるかによって、生きる姿勢を作っている。同じ状況に置かれても、自尊心を高くかまえれば屈辱と不服を感じ、自分を詰まらない者とすれば安心と満足を得ることができる。」と考え、なんとか状況を凌ぐ修練を行う。 なんだ。普通の会社生活と同じじゃないか。と思った。 冴えない感想だけど。 仏教の教えも、そこらへんに肝があるようだ。 主人公も「釈迦の悟りに至る修行も、欲望や執着から抜け出す過程である以上、こういったものではなかっただろうか。もしそうだとすれば、仏教など、それほど有難がることもないか…」と考える。 なんだかなあ。
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