商品レビュー
3.9
7件のお客様レビュー
秘密結社“塔”の主宰…
秘密結社“塔”の主宰者、神父から修業証書を授けられ、ヴィルヘルムの修業時代も終わりを迎える。登場人物たちの意外な関係が次々に明らかとなり、物語は結末に向かって収束してゆく。
文庫OFF
教養小説と呼ばれるからには、多少のお堅さや説教臭さは甘受しなければいけないのだろうなと想像していたが、全然そんな必要はなかった。因果と偶然からなるあらゆる出来事が折り重なり、話が進むにつれぐんぐん引き込まれる。感服です。一人の人間の修養過程がひたすら描かれるが、それでいてあまり理...
教養小説と呼ばれるからには、多少のお堅さや説教臭さは甘受しなければいけないのだろうなと想像していたが、全然そんな必要はなかった。因果と偶然からなるあらゆる出来事が折り重なり、話が進むにつれぐんぐん引き込まれる。感服です。一人の人間の修養過程がひたすら描かれるが、それでいてあまり理想の人間像の押し付けになっていないのは、才能の差や偶然といった不可避の要素を否定していないからだろう。「人の幸福は、自分の持っているものを磨くことのうちにのみ見出される」というようなことを言っていたショーペンハウアーがこの本を賞賛するのも納得である。それにしても、意外なほど宗教色がないのには驚いた。また、多様性に対する肯定も感じられる。たぶん現代人が最も抵抗なく読める部類の古典だと思う。
Posted by 
七巻で終わっておけばよかったのに。 八巻以降のの恋愛話はどうにもイライライライラしちゃう。 自分が一方的にした誤解が原因で愛しい人を死に追いやったのを知って、忘れ形見の幼い息子を育てる決意をして、家庭的な理想の女性に息子の母親になって欲しいとプロポーズをした、直後に、貴族の奥様...
七巻で終わっておけばよかったのに。 八巻以降のの恋愛話はどうにもイライライライラしちゃう。 自分が一方的にした誤解が原因で愛しい人を死に追いやったのを知って、忘れ形見の幼い息子を育てる決意をして、家庭的な理想の女性に息子の母親になって欲しいとプロポーズをした、直後に、貴族の奥様方との妄想で頭をいっぱいにするとか、ヴィルヘルム、いい加減にしろよ…。 ミニョンが死にかけてるのに!グダグダ言わずにミニョンのところへすっ飛んでけ!! ゲーテ先生は、実はみんな関係者だったってのがやりたかったんですか? ゲーテは貴族階級出身なのかな。
Posted by 