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ドン・キホーテ 後篇(訳者:牛島信明)(二) 岩波文庫
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ドン・キホーテ 後篇(訳者:牛島信明)(二) 岩波文庫

ミゲル・デ・セルバンテス(著者), 牛島信明(訳者)

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ドン・キホーテ 後篇(訳者:牛島信明)(二) 岩波文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2001/03/16
JAN 9784003272152

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商品レビュー

4.3

9件のお客様レビュー

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2010/05/28

貴婦人が言う。「あな…

貴婦人が言う。「あなたの御主人というのは、いま出版されている物語の主人公で、ドゥルシネーア・デル・トポーソとかいう方を思い姫にしていらっしゃる騎士ではありませんこと」

文庫OFF

2023/01/31

ここまで前編とは違って、ひどい事件には巻き込まれていない。 しかし、からかわれ続けている。人格のまっすぐさは相当なもの。

Posted by ブクログ

2022/11/01

ドン・キホーテが冒険を他の騎士の冒険だと自ら納得させてすんなり諦めたり、サンチョを置いて逃げ出して、後ろから銃で撃たれたらどうしようと冷や汗をかいたりと、これまでの遍歴の騎士関連の行動ではあまりみられなかった危機感を抱くようになっていて、狂気が薄れているのを感じる。 ドン・キホ...

ドン・キホーテが冒険を他の騎士の冒険だと自ら納得させてすんなり諦めたり、サンチョを置いて逃げ出して、後ろから銃で撃たれたらどうしようと冷や汗をかいたりと、これまでの遍歴の騎士関連の行動ではあまりみられなかった危機感を抱くようになっていて、狂気が薄れているのを感じる。 ドン・キホーテとサンチョで旅に出てからの経過年数の時間軸が異なったり、「前篇のドゥルシネーア」についてドン・キホーテが言及したり、原作者(という設定の)シデハメーテが読者に文句を言ったりと、これまで以上にメタ構造を利用した一冊になっている。 大半が、前篇を読んでいる公爵と公爵夫人が、騎士と従士を面白がるためにからかい倒す話で、サンチョがセルフ鞭打ちしなきゃいけなくなるシーンとか滑稽でにやにやしてしまう。だが、騙され続ける騎士と従士の素朴さに、公爵夫人たちの趣味の悪さを不意に感じて、公爵夫人たちの意地の悪さは、滑稽だが真っ直ぐな主人公たちを意地悪く面白がる読者を暗喩しているのではないかと思った。 下記は、ドン・キホーテとサンチョ・パンサの関係性が表れてていいなぁと思った一節。 150 要するに、拙者はそういう彼がたいそう気に入っているので、たとえ大都市をひとつ付けてやると言われても、彼をほかの従士と取りかえるつもりはありませんのじゃ。

Posted by ブクログ

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