集客 proposals for the future of urban revitalization

六耀社(編者)

• 販売会社／発売会社: 六耀社/
• 発売年月日: 2003/02/17
• JAN: 9784897374574

商品レビュー

2010/12/05

日本には資本が無い。これから日本に必要なのは個人個人の目標設定。技術と情報と確かな日本の製品ブランドを守り続ける必要がある!!なんとなくわかってはいたけど根底にたどり着く本。また読んで勉強しなおします。

2010/09/22

p６７
成熟した日本のたたずまいを創造する

中国の喧噪に距離を置くこと

これからしばらくの間、日本はにぎわいと活況を呈する中国をそのすぐ隣で眺めることになる。それは隣の街にできた巨大ショッピングモールのようなものである。（中略）しかし、日本はこれに影響を受け過ぎて浮き足立ってはいけない。アジアの東の端というクールなポジションに、自身の分をわきまえた、筋の通ったたたずまいを作っていかなくてはならない。あたかも坐禅を組むように静かに、内省的に。（中略）成熟した文化のたたずまいを再創造する。おそらくは、そういうヴィジョンからの再出発がこの国には必要なのだ。

p７１
世界の目で日本の上質をとらえ直す

静寂と無人が確保され、抜群の眺望を持つ異界の森に、居室が距離を置いて点在する。（中略）それは世界に潜在する需要に応えるものであり、静寂の文化が世界を吸引する一つの典型となるかもしれない。（中略）世界の文化の文脈の中で日本の優位性を把握した上で、それを堂々と現代化し、運用しようという着眼である。（中略）未来のヴィジョンに関与する立場にある人は「にぎわい」を計画するという発想をそろそろやめた方がいい。むしろ静けさと成熟に本気で向き合い、それが成就した後にも「情報発信」などしないで、それを森の奥や湯気の向こうにひっそりと置いておけばいい。優れたものは必ず発見される。「たたずまい」とはそのような力であり、それが人を集めずにはおかないコミュニケーションの大きな資源となるはずである。

2010/08/26

ミュージアム、スタジアムの集客装置としての今後のあるべき姿について書かれた本。

分厚いけど、非常に読みやすい。

冒頭に、村上龍が語っている部分があるが、正直不要。
この本、「集客」に書かれるべき内容とは全く別方向んことが書いてある。そこを除けば基本的にはgood