- 中古
- 書籍
- 書籍
映画女優若尾文子
定価 ¥4,180
2,970円 定価より1,210円(28%)おトク
獲得ポイント27P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | みすず書房 |
発売年月日 | 2003/06/28 |
JAN | 9784622070160 |
- 書籍
- 書籍
映画女優若尾文子
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
映画女優若尾文子
¥2,970
在庫なし
商品レビュー
4
1件のお客様レビュー
映画研究家、四方田犬彦と斉藤綾子による、映画女優としての若尾文子の本格的な評論集。特に、増村保造作品における若尾の女優像に焦点を置いて論じられている。 若尾の熱狂的なファンであるのだろう四方田の批評が、あくまで男性の目線からのみ論じられていることで、従来の若尾像の賛美から逸脱し切...
映画研究家、四方田犬彦と斉藤綾子による、映画女優としての若尾文子の本格的な評論集。特に、増村保造作品における若尾の女優像に焦点を置いて論じられている。 若尾の熱狂的なファンであるのだろう四方田の批評が、あくまで男性の目線からのみ論じられていることで、従来の若尾像の賛美から逸脱し切れないのに対し、斉藤の論は鮮やかだ。 斉藤はフェミニズム的視点から、若尾が生来持つ「女性への強い親和性」に注目し、男性が求める性的対象としての役柄を完璧に演じながらも、そこに知的な演技作業を積み重ねることで「抵抗」を示し、女性観客が若尾の演じる役柄に自己との同一化を図ることを可能にしたとして、若尾が大スターであるばかりでなく貴重な演技者であることを実証した。 若尾のインタビュー、フィルモグラフィーも付され、充実した一冊。
Posted by