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花をたずねて吉野山 その歴史とエコロジー 集英社新書
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花をたずねて吉野山 その歴史とエコロジー 集英社新書

鳥越皓之(著者)

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花をたずねて吉野山 その歴史とエコロジー 集英社新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社/
発売年月日 2003/02/19
JAN 9784087201826

花をたずねて吉野山

¥220

商品レビュー

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2015/04/16

昔は修験道のメッカ、信仰の山であり、政治的敗者(古人大兄皇子、大海人皇子、源義経、後醍醐天皇)が身を隠す場所だった。持統天皇は凄い頻度で吉野宮に行幸した記録がある。自然ではなく、人間の営為の美である吉野。吉野山が桜の名所になったのはいつからか?万葉・古今集の時代は桜とは結びつかな...

昔は修験道のメッカ、信仰の山であり、政治的敗者(古人大兄皇子、大海人皇子、源義経、後醍醐天皇)が身を隠す場所だった。持統天皇は凄い頻度で吉野宮に行幸した記録がある。自然ではなく、人間の営為の美である吉野。吉野山が桜の名所になったのはいつからか?万葉・古今集の時代は桜とは結びつかなったというが。紀友則が初めてらしい。「みよし野の山辺に咲ける桜花雪かとのみぞあやまたれける」。そして、西行「身をわけて見ぬこずゑなく尽くさばやよろづの山の花の盛りを」続いて芭蕉へと辿っていく。芭蕉は「笈の小文」では一句も残さず、沈黙し、文を残したのみだという。過去の名歌の歴史の重みに見合う名句が詠めなかったということか。また、かつての花見の意味合いが今とは異なり、「見る」という行為にマジカルな、宗教色があったという。それが江戸時代から、都市の花見が「異性を見る」宴席になってきたと説く。花見を巡る日本の文化史の深さに驚き。

Posted by ブクログ

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