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オルフェウス教 文庫クセジュ863
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 白水社/ |
発売年月日 | 2003/07/05 |
JAN | 9784560058633 |
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オルフェウス教
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借りたもの。 古代ギリシアの都市国家(メジャー)宗教に“反逆”した「オルフェウス教」の思想に触れる本。 供儀(生贄)を不要とし、魂の不死性を説いた古代宗教の存在は興味深い。 それがキリスト教以前に存在した事――或いはキリスト教の思想のルーツの一つであったのでは無いだろうか。 初...
借りたもの。 古代ギリシアの都市国家(メジャー)宗教に“反逆”した「オルフェウス教」の思想に触れる本。 供儀(生贄)を不要とし、魂の不死性を説いた古代宗教の存在は興味深い。 それがキリスト教以前に存在した事――或いはキリスト教の思想のルーツの一つであったのでは無いだろうか。 初めに神殺しの“原罪(人間は神殺しをした巨人の煤から生まれた)”があり、それを“再現(生贄を殺し、焼く)”する事で通過儀礼とする供儀。 “神と人は相容れぬもので、死後の人の魂は曖昧なものに過ぎない”と考える都市国家の宗教は供儀を行う事で人と神を繋いだ。 供儀を否定するのは人道的理由でも動物愛護でもない。その“原罪”故に“人間の魂は不滅にして神がそのルーツである”ためだ。 キリスト教は貧しいもの達への救済宗教である。 オルフェウス教も然り。おそらく供儀を行えない、家畜等を生贄にできる金持ちでない人、奴隷などに多く支持されたのではないだろうか。 (都市国家宗教の人間であれば、衣食住は満たされているので、それに関する現世の不満は無いだろう) 死後、人はどうなるのか? 魂は? 死後の世界と魂の不死性、そして輪廻転生。 当時の思想を知る上でも興味深い本である。 アラン・ダニエルー『シヴァとディオニュソス』と合わせて読むと面白い。
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[ 内容 ] ギリシア神話きっての愛妻家として名高く、オペラや映画の作り手たちに霊感を与え続ける「竪琴弾き」。 オルフェウスを創始者と仰ぐ、紀元前六世紀に発達した宗教に迫る! 本書は、その背景にある伝説を読み解いた上で、唱道された教え(宇宙観、魂の不死性、秘教的な生活様式…)を明らかにしてゆく。 [ 目次 ] 第1章 オルフェウス―神話とオルフェウス精神の確立(伝説から神話へ;オルフェウスの伝説 ほか) 第2章 世界と支配権―オルフェウス教の反逆(ヘシオドスの宇宙誕生譚と体系の一般的特色;オルフェウス教の宇宙と神々の誕生譚、その伝達と多様性 ほか) 第3章 人類誕生譚と不死なる二つの対極―ふたりのディオニュソスとティタン族と人間(切り刻まれた神の神話;ディオニュソス教のディオニュソスとオルフェウス教のディオニュソス ほか) 第4章 日常生活と秘教世界(生活様式としての浄め;オルフェウスの秘儀) 第5章 死後の世界における記憶(冥界の分かれ道とオルフェウス教の道案内―金板;不死なるものが死すべきもの(ヘラクレイトス) ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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