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石の遊び
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 平凡社/ |
発売年月日 | 2003/06/02 |
JAN | 9784582831573 |
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石の遊び
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地味な装丁の本だ。 しかし、本をめくって著者が書いたまえがきに心を奪われた。 「彼女はすべてわかっている」 華雪さんという方は1975年生れ。 幼い頃から書の才能を発揮し、数々の賞を受賞している。 どんなジャンルのことでも、必要なのは知識の蓄積などではなく、勿論、賞などの名誉な...
地味な装丁の本だ。 しかし、本をめくって著者が書いたまえがきに心を奪われた。 「彼女はすべてわかっている」 華雪さんという方は1975年生れ。 幼い頃から書の才能を発揮し、数々の賞を受賞している。 どんなジャンルのことでも、必要なのは知識の蓄積などではなく、勿論、賞などの名誉などどうでもよい。 彼女は早くから流行や傳統に流されることなく、虚栄も持たず、自分自身にとって、どうなのかということを考えられる人だったのだろうと思う。 篆刻がまるでわからない私にも彼女の作品の魅力が伝わる。 彼女の書く文章も決して派手ではなく、無駄な裝飾もない。 彼女は毎年必ず見る桜があるという。 夜中に花びらだけ見に行ったり、その桜の木のそばにじっと立ったりし、まだ見えない季の一めぐりを思い、来年も来ることを桜に約束するという。 20代でこんな桜を見つけることができることがまずすばらしく、季のめぐりに心を添わせることができるというのも若いとなかなかできることではないと思う。 彼女の篆刻は不思議な魅力に溢れている。 中欧の世紀末美術を想起するようなものがあるかと思えば、まるごと京都的としかいえないような印象のものもある。 細い線も太い線も彼女の感性に満ちていて美しい。
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