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アメリカ・インディアンに学ぶ子育ての原点
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アメリカ・インディアンに学ぶ子育ての原点

エベリンウォルフソン(著者), 北山耕平(訳者), ウイリアム・サウツボック

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アメリカ・インディアンに学ぶ子育ての原点

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 アスペクト
発売年月日 2003/08/22
JAN 9784757209824

アメリカ・インディアンに学ぶ子育ての原点

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2012/09/05

原題を「 Growing Up Indian=インディアンとして成長する」 ほぼ縄文的生活環境の中でインディアン全般に共通する精神世界 それは西洋で言うところの哲学と相対するものであり その環境に負荷を与えない生き方や精神的なエコロジー文化が 最近の破壊的な白人文明からすると大事...

原題を「 Growing Up Indian=インディアンとして成長する」 ほぼ縄文的生活環境の中でインディアン全般に共通する精神世界 それは西洋で言うところの哲学と相対するものであり その環境に負荷を与えない生き方や精神的なエコロジー文化が 最近の破壊的な白人文明からすると大事な要素に見えてきた 盲目的に壊してきたモノを無い物ネダリしているわけだけれども やっと気付いて取り戻そうと相変わらず物的観察によって欲張っているわけである インディアンは文化的に多くの点で縄文からつながるニホン文化と 近いものがあると思うけれども 最も関心を寄せているオンブの習慣はないようである 赤ん坊をオンブすることで恐怖を与えずに 素直に社会性を観察させて自主的に学ばせるという 環境づくりの文化の部分では共通点を見いだせないようである この宇宙に存在するすべてはお互いにつながって 影響し合い学び合っているという考え方に 現代社会が抱える複雑にもつれた問題を紐解く鍵があると気付いたのであろう この本は子どもと係る親や社会のあり方を専門家の損得感に流されることなく 全体観を持って丁寧に異次元に翻訳しているわかり易い内容である インディアンと呼ばれるようになる前は「亀の島=アメリカ大陸」に 600を超える先住民たちの国があった 広い大地に広がる彼らの生活は気候風土も違い それに合わせて衣食住思想における文化も大きく違っていたのだけれども 大前提である基本的倫理観や価値観には共通した流れがあった それは人であろうと場所や物であろうと相手に敬意を払うことこそ 社会にとって最も大事なことだということである 部族間を超えたインディアンの総合誌に「インタートライバルタイムズ」があり そこに「ネイティーブの伝統的な倫理とは」という記事があったそうです そこには以下のことが書かれていたといいます 相手が子供でも大人でも長老でも思いやりと尊敬の念を持って接する 目上の者ならば更に一層尊敬の念を込める 言葉や行為で相手の身も心も傷付けてはいけない 相手の許可無く相手の物やテリトリーに踏み込んではいけない お互いのプライバシーを大切にする 人の静寂な時間や空間に侵入してはいけない 話し中の人達の間に入り込んでさえぎってはいけない 目上の人が参加する集まりでみだらに発言してはいけない 悪口や陰口を言ってはいけない 地球を母として捉えなさい 鉱物・植物・動物に対して深い尊敬の念をあらわしなさい 空気や土壌を汚染してはいけない 万一誰かが母なる地球を破壊しようとしたら知恵を持って立ち上がりなさい 他人の信仰に対して深い敬意を払いなさい 他人の話すに耳を傾けなさい 例えまったく意味のないことに思えても心で聞きなさい ・・・・・ かなり理不尽な暴力的な部分もあるけれども それも長い歴史が引きずってきた物語であるし 意見以上の差し出がましい事は 犬も噛まない夫婦喧嘩みたいなものであるから 触らぬ神にたたり無しである

Posted by ブクログ

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