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シンデレラとギャング(3) コーネル・ウールリッチ傑作短篇集 コーネル・ウールリッチ傑作短篇集3

コーネル・ウールリッチ(著者), 門野集(訳者)

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商品詳細

内容紹介 内容:黒い爪痕. ガラスの目玉. アリスが消えた. 送っていくよ、キャスリーン. 階下で待ってて. シンデレラとギャング. ドラッグストア・カウボーイ
販売会社/発売会社 白亜書房
発売年月日 2003/01/31
JAN 9784891726690

シンデレラとギャング(3)

¥1,980

商品レビュー

3.5

2件のお客様レビュー

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2021/09/18

若い二人が出会って結婚したりしようとするが、女性が存在した痕跡が消えてしまう、という話をけっこう書いているのだな。そして結婚するまで10日とか期間が短くて相手のこともよく知らない、第一印象で進む、というのが多い。 「黒い爪痕 The Street of Jungle Death...

若い二人が出会って結婚したりしようとするが、女性が存在した痕跡が消えてしまう、という話をけっこう書いているのだな。そして結婚するまで10日とか期間が短くて相手のこともよく知らない、第一印象で進む、というのが多い。 「黒い爪痕 The Street of Jungle Death」(ストレンジ・ディテクティヴ・ミステリーズ1939.7-8月号  ある女優の宣伝のために、生きている豹を犬のように散歩させる、という設定が奇抜。案の定、豹は逃げ出すのだが・・ 長編「黒いアリバイ」のひな型となった作品。 「ガラスの目玉 Through a Dead Man's Eye」(ブラック・マスク1939.12月号) 父親が刑事の少年。居間で父は降格になったと母さんに言った。僕が地理の教科書に挟んで「ブラック・マスク」を読んでいるのにもきずかなかった。・・ここがニクイ。少年は自分のボールと友達のガラスの義眼を交換した。その義眼のおかげで犯罪に巻き込まれ・・ 「アリスが消えた All at Once, No Alice」(アーゴシィ1940.3.2日号) 夜中に僕とアリスは判事の立ち合いで結婚した。車でハネムーンへと向かうが、やっとみつけた宿は狭くて1人しか泊まれない。やむなくアリスをそこに泊まらせ自分は別な宿へ。翌朝訪ねると、部屋はがらんどう、警察に連絡するとアリスという女性そのものが存在していない! 存在が無くなるのは「幻の女」と似ている。解説でハネムーンなのにいくらベッドが狭いといって別な宿にするのは不自然だ、ウールリッチの私生活の反映か、と書いていた。確かに普通なら狭くてもひとつベッドに寝るなあ、きっと。 「送っていくよ、キャスリーン One Last Night」(ディテクティヴ・ストーリー1940.5月号) 刑務所から出所した男。かつての婚約者は別な男と結婚することになっていた。せめて一目会いたいとダンスパーティーにやってきて、家まで送る途中、かつての婚約者は忽然と消えてしまった・・ 「階下で待ってて Figer of Doom」(ディテクティヴ・フィクション・ウィークリー1940.6.22日号) 4階に書類を届ける間、階下でまってて、と言い残し恋人は上がって行った。が、いつまでたっても降りてこない。これも恋人の痕跡が無くなってしまう設定。からくりは「幻の女」やこの短編集にある「アリスが消えた」と同じ設定。最後は甘い終結となる。 「シンデレラとギャング Cinderella and the Mob」(アーゴシィ1940.6.23日号) 短編集「ホテル探偵ストライカー」で読んだ。ものおじしない若いシンデレラとギャングの隠語のかけあいがおもしろい。 「ドラッグストア・カウボーイThe Drugstore Cowboy 」(マックーアズ1927.10月号) さびれた街の自動販売機に立つ失業中の若い男。そこに最新の車でやってきた金持ちの娘。なんだかんだでハッピーな終わり。映画「第三逃亡者」での若い男女の車での道行きをちょっと思い出した。 2003.1.31第1刷 図書館

Posted by ブクログ

2005/05/28

訳者による後書に『(表題作は)あかね書房の「少年少女世界推理文学全集」におさめられていたことで、ある世代の読者にとってはとても馴染みのある作品。』とあるけれど、まさしくその「ある世代」に該当する私。同じくこの短篇集に収録されれている「アリスが消えた」も同じ「〜推理文学全集」に収録...

訳者による後書に『(表題作は)あかね書房の「少年少女世界推理文学全集」におさめられていたことで、ある世代の読者にとってはとても馴染みのある作品。』とあるけれど、まさしくその「ある世代」に該当する私。同じくこの短篇集に収録されれている「アリスが消えた」も同じ「〜推理文学全集」に収録されていて、これでウールリッチ/アイリッシュに嵌った私には、読んでいてなんとも懐かしかった。

Posted by ブクログ

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