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異邦人のまなざし 在パリ社会心理学者の遊学記
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 現代書館/ |
発売年月日 | 2003/05/15 |
JAN | 9784768468548 |
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異邦人のまなざし
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『社会心理学講義』(筑摩選書)の著者による自伝的半生。 たいへんにおもしろかった。常識にとらわれず、矛盾をとことん突き詰めて思考することの大切さを教えられた。 こんなにおもしろい本なのに、絶版のままになっていたので、公立図書館から借り出して読んだ。ぜひどこかの出版社で文庫化してほ...
『社会心理学講義』(筑摩選書)の著者による自伝的半生。 たいへんにおもしろかった。常識にとらわれず、矛盾をとことん突き詰めて思考することの大切さを教えられた。 こんなにおもしろい本なのに、絶版のままになっていたので、公立図書館から借り出して読んだ。ぜひどこかの出版社で文庫化してほしいと思う。
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まずは、著者が余計な過去の話をしないことに対して、やや驚きつつも好感を持った。どうであったからこうした、ではない。そういう語り口を採らないのは、原因帰属がいかに恣意的でさまざまな要因に振り回されるか知っているからだろうか。 フランス事情についても印象に残った。フランスに興味を持っ...
まずは、著者が余計な過去の話をしないことに対して、やや驚きつつも好感を持った。どうであったからこうした、ではない。そういう語り口を採らないのは、原因帰属がいかに恣意的でさまざまな要因に振り回されるか知っているからだろうか。 フランス事情についても印象に残った。フランスに興味を持ってフランスを勉強しようとしている人は、とりわけ高校の科目になっている専門分野であれば教授になりにくい(アグレガシオンが必要だから)。まあそりゃそうだ。 しかし、かといって小坂井氏はただ日本の情報をフランスに流してその差分で暮らすということには満足しない。その意識は、教師という職業に関しても言える。彼はどうすれば自分は二流じゃなくなるのかと悩み続けるが、その度にある意味で足元をすくわれるという過程を経ているように思われる。暴力を糾弾するアメリカ人への冷ややかな目線は結局は自分に向けられたものであって、どこか遠くや高くを望むこと、正義を名乗ることで耳を塞いでいるということに気付かされているのかもしれない。でも、それは彼の素直な体当たりの姿勢だから分かることだ。 結局、「手品師」というところに落ち着く。いかに意外性を持って美しく演出するか。 あと、学者の生態というところも印象的だった。歳をとって能力の限界が何となくわかり情熱を失っていくことが多いとしても、研究職を目指していけるのか。その結果として学内政治だ向精神薬だという話が出てきた。小坂井氏はどうやってそこを乗り越えたんだっけな。
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非常に文章がうまい。 いわゆる「美文」ではなく、かなり淡々とした筆致なのだけど、選ばれる言葉が実に的確。 だからこれといった大きなエピソードでなくても、つい引き込まれて読んでしまう。 すごいな。題材・文体ともに一流のエッセイストの文章のよう。 これは「掘り出し物」でした。
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