1,800円以上の注文で送料無料

カルチュラル・ターン、文化の政治学へ
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍

カルチュラル・ターン、文化の政治学へ

吉見俊哉(著者)

追加する に追加する

カルチュラル・ターン、文化の政治学へ

定価 ¥2,970

1,815 定価より1,155円(38%)おトク

獲得ポイント16P

残り1点 ご注文はお早めに

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 人文書院
発売年月日 2003/05/10
JAN 9784409040591

カルチュラル・ターン、文化の政治学へ

¥1,815

残り1点
ご注文はお早めに

カートに追加するカートにいれる

商品レビュー

3.5

3件のお客様レビュー

レビューを投稿

2021/11/28

前半はカルチュラル・スタディーズの理論と歴史、後半は日本にフォーカスを当てた都市・広告・ナショナリズム・教育など具体的な対象についての分析がメイン。理論的な部分と実践的な部分が一冊にまとめられていて、どちらも入門的な部分からさらに一歩踏み込んだ内容のため読みごたえがある。Ⅱ部のグ...

前半はカルチュラル・スタディーズの理論と歴史、後半は日本にフォーカスを当てた都市・広告・ナショナリズム・教育など具体的な対象についての分析がメイン。理論的な部分と実践的な部分が一冊にまとめられていて、どちらも入門的な部分からさらに一歩踏み込んだ内容のため読みごたえがある。Ⅱ部のグローバル化と文化地政学とⅢ部のメディア天皇制とナショナリズムが面白い。渋谷の表象の変化やメディアにおける天皇の表象、オリンピックとナショナリズムを結ぶ言説の歴史は興味深かった。

Posted by ブクログ

2019/08/31

メディア・リテラシーについて上杉氏が参考にしているので読んだ。ほかの部分も含めて論調が様々に異なっている。あとの方を読めば、様々な論文に掲載されたものを集めたものであることがわかる。  幻のオリンピックについてのメディアからの説明があるので、改めて読んでみるのもいい。

Posted by ブクログ

2010/05/23

旧い学問領域を横断的に渡り、現実を捉える新たな視座を得ようとする挑戦が「カルチュラル・スタディーズ」という学問だと読んだ。その立体的な思考は二項対立的な議論や理念的な論調ではなく、物事を文化的・政治的状況の複雑な系が紡ぎ出す姿としてとらえていこうとする。そんなカルチュラル・スタデ...

旧い学問領域を横断的に渡り、現実を捉える新たな視座を得ようとする挑戦が「カルチュラル・スタディーズ」という学問だと読んだ。その立体的な思考は二項対立的な議論や理念的な論調ではなく、物事を文化的・政治的状況の複雑な系が紡ぎ出す姿としてとらえていこうとする。そんなカルチュラル・スタディーズの視座に共感した。 前半はカルチュラル・スタディーズの歴史を辿りながら、グローバル化、文化について論じられている。後半は空間論や広告、天皇制、ナショナリズムなどより具体的な対象について論じられている。前半は後半に比べると専門性が高く、かなり読み応えがある。 「グローバル化」という言葉が持つ画一的なイメージに対するエクスキューズには頷いた。また、メディアに対する技術決定論的な論調への疑義(「グローバルな社会変化がメディアの技術的特性によってではなく、むしろ権力のダイナミズムや諸々の制度的実践の結果である・・」)などは何となくそう思っていたものが活字になって眼前に現れたことで自分の中で明快になった。 また自分の専門領域である建築に於いては、バルトらの記号論を用いて建築を捉える論調がポストモダンと期を同じくして行われており、それらの語りには魅力を感じつつも、現実を語る言葉としてはどうもリアリティを持つことが出来なかったが、この本を通してリアルな建築・都市を諸々の力学の交点として立体的に捉えることの可能性について自分なりに考えていくきっかけが掴めました。 建築を学ぶ方にもお薦めできる1冊です。

Posted by ブクログ