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ピーター流外国語習得術 岩波ジュニア新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店/ |
発売年月日 | 1999/12/22 |
JAN | 9784005003433 |
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ピーター流外国語習得術
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商品レビュー
3.9
21件のお客様レビュー
多言語を操ることで歴史上有名なのは、シュリーマン(1822年1月6日 - 1890年12月26日は、ドイツの考古学者、実業家でギリシア神話に登場する伝説の都市トロイアを発掘した。自伝では18ヶ国語を話せたという)ですが、本書の作者も12か国語のマルチリンガルでありながら、数学者で...
多言語を操ることで歴史上有名なのは、シュリーマン(1822年1月6日 - 1890年12月26日は、ドイツの考古学者、実業家でギリシア神話に登場する伝説の都市トロイアを発掘した。自伝では18ヶ国語を話せたという)ですが、本書の作者も12か国語のマルチリンガルでありながら、数学者でジャグラーという多才ぶり。 本書では彼の他言語習得方法を披露。 そのエッセンスは、まず短期間に集中して勉強、その国の人と会話できるチャンスを活かす(魅力的な異性であればなおよし)、その言語で独り言を言う、ドラマや探偵小説のやさしい文章を読み単語は文章ごと暗記、教科書は複数同時に使い、英英辞書などその国の言語で書かれている辞書を使う、語学教室は自分に合ったクラスを選ぶ・・・など自身の経験からそのノウハウを指南。学校の授業では文法、会話、発音の順で重視する。 ピーター・フランクル(Péter Frankl, 1953年3月26日 - )は、ハンガリー出身の数学者・大道芸人・タレント。本名はフランクル・ペーテル 。日本名は富蘭 平太(ふらん へいた)。国籍はハンガリーとフランス。ユダヤ系ハンガリー人である。ハンガリー科学アカデミー国外会員。ホリプロ所属。 算数オリンピック委員会専務理事、国際数学オリンピック・日本チームコーチ、東京大学非常勤講師、フランス国立科学研究センター教授。日本ジャグリング協会名誉理事。元早稲田大学理工学部客員教授。NHK教育番組によく出演している。 両親はナチスの強制収容所体験者で、医師であった父・ヨージェフ(1908年10月24日 - 1994年1月5日)はホロコースト体験後に無神論者となり、母・ジュジャンナ(1927年 - 2004年10月24日)も同化ユダヤ人(ハンガリー人)の意識が強いが、ピーター自身はユダヤ人意識が非常に強い。そのため、第2次世界大戦でハンガリーに侵攻してきたソ連軍を多くのハンガリー国民が「占領者」と捉えるなか、フランクル自身はユダヤ人にとってソ連は「解放者」であったとしている。また、無神論の思想は両親から引き継いでおり、宗教的に物事を捉える人に対しては批判的である。父親がユダヤ人として迫害を受け、全財産を没収されるなどの経験をしたため、彼の父親はピーターに「人間の財産は頭と心の中にあるものだけ」と常に語り聞かせた。こうした父親の影響からか、ピーター自身も「(今の)日本人は若いときにアルバイトや部活に時間を割きすぎ。もっと勉強して自分に価値をつけるべき。その方が将来もっといい条件で働けて、得られるものも多くなる」といった意見を、彼の著書(ピーター流外国語習得術)にて記載している。 使う言語: 母語のハンガリー語のほか、ドイツ語、ロシア語、スウェーデン語、フランス語、スペイン語、ポーランド語、英語、日本語、中国語、韓国語、タイ語の計12言語を大学で講義ができるレベルまで使いこなすことができ、加えてインドネシア語とチェコ語でも日常会話が可能である(『ピーター流外国語習得術』より)。数学関係のみならず、日本文化や教育、旅行、外国語習得術に関する著書を多く執筆している。ただ、必ずしもネイティブな発音で話せるわけではなく、それが原因で苦労したこともあるという。本人曰く、「英語は小説や戯曲を読むなどして時間を投入したので自信はあるが、ネイティブな発音でないため、母語として話す人からはあまり相手にされない」とのことである。日本語についても特有の訛りはあるが、「勉強して一番得した」とのことである(『ピーター流わくわく旅行術』より)。反対に、スウェーデン語については使用機会が少ないことに加え、得られたものが少なかったことから「一番勉強しなくてもよかった言語」と述べている。(ウィキペディア)
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著者の反国家的な思想には馴染めないが、外国語学習に役立つTipsを発見でき、満足している。彼の思想の発生には、心の拠り所となる共同体の存在しない不安定なアイデンティティが根本にあったのではないか。それ故、外部世界に拠り所を求め続け、結果、彼は12ヶ国語に精通することができたのでは...
著者の反国家的な思想には馴染めないが、外国語学習に役立つTipsを発見でき、満足している。彼の思想の発生には、心の拠り所となる共同体の存在しない不安定なアイデンティティが根本にあったのではないか。それ故、外部世界に拠り所を求め続け、結果、彼は12ヶ国語に精通することができたのではないか。本書における一番のTipsはその部分で、根本的な上達法といえる。しかし自分でそうなれるか、なりたいかを考えると、難しい話である。 - P.52 - 短期間いま勉強している言語に集中すること。すべてのチャンスを用いてその国の人と話をすること。その言語で独りごとを言うこと。その言語で書かれている本、とりわけ最初のうちは戯曲や探偵小説など、やさしく書かれている文章を読むこと。
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天才と言われる人が書いた本なので、真似できない部分が多いのではないかと思ったが杞憂だった。説明されている理由はとてもわかりやすく納得しながら読み進められる。 目から鱗だったのは、「人間は自分が知ってる語彙(概念)しか使えない。だから日本語の語彙として概念が入ってないものは、外国語...
天才と言われる人が書いた本なので、真似できない部分が多いのではないかと思ったが杞憂だった。説明されている理由はとてもわかりやすく納得しながら読み進められる。 目から鱗だったのは、「人間は自分が知ってる語彙(概念)しか使えない。だから日本語の語彙として概念が入ってないものは、外国語でもなかなか理解できないから覚えられない。つまり外国語が上手くなりたいなら日本語がうまいことが先決である」という部分。「日本語が不自由な人は外国語も…」と耳にすることがあるが、なぜそう言われるのか納得いってなかった。これですっきりした。 英語は、単語で覚えない。学習初期から本を読む点など、後に読んだロンブー・カト―「わたしの外国語学習法」と共通する。
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