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中国の童話 玉川学園こどもの本
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中国の童話 玉川学園こどもの本

松枝茂夫(著者)

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中国の童話 玉川学園こどもの本

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 玉川大学出版部/
発売年月日 2003/09/10
JAN 9784472905049

中国の童話

¥385

商品レビュー

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2012/02/19

 斉藤洋の西遊記を読み進んでいるところのなのですが、世界を膨らませてみようと思って中国の童話を副読本として途中に挟んでみました。  「井の中の蛙」や「漁夫の利」など1-2頁の短い寓話が20編弱と、10-20頁の短編が5つ含まれています。商品説明に「子どものちえを深める一冊」とか「...

 斉藤洋の西遊記を読み進んでいるところのなのですが、世界を膨らませてみようと思って中国の童話を副読本として途中に挟んでみました。  「井の中の蛙」や「漁夫の利」など1-2頁の短い寓話が20編弱と、10-20頁の短編が5つ含まれています。商品説明に「子どものちえを深める一冊」とか「おもしろくて、ためになる物語集」とあり、親心につけいる売り文句だと疑ったのですが、看板に偽りなしでした。特に短い寓話の方にその効果があると思います。なにが良いかというと登場人物が子供から見ても突っ込みどころたっぷりなところがいいのです。刀を川に落として船に印をつけた男の話とか、井戸に住んでいながら自慢たっぷりな蛙の話とか子供が聞いてもあからさまに愚かしい。そういう話が続いたのでうちの子など「中国の人って■■ばっかりなんだね」という大変な誤解をしていました。そこはそうじゃないとちゃんと誤解を解いておきましたが、とにかく子供でも何が愚かかなぜ愚かかが自分の頭でわかるわけです。そしてきっと、こういった愚かさのモデルケースが記憶に残って、家族で共有することができれば親が現実にあてはめてみせることもできるだろうし、子ども自身でも応用して考えることもできるかもしれないと思うわけです。  お話としても子供たちも十分楽しめました。特に後半の鯉や蟻に変身した男の奇譚など不思議で神秘的でなんとなく中国っぽい余韻が楽しいです。梨の話は岡野玲子のマンガ「陰陽師」で瓜の話として使われていましたね。  表紙もかわいくないしタイトルも普通だし売り文句はアレだしレビューは入れられてないしで、全然期待していなかったのですがかなり良かったです。

Posted by ブクログ

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