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カルロス・ゴーン経営を語る
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カルロス・ゴーン経営を語る

カルロス・ゴーン(著者), フィリップリエス(著者), 高野優(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本経済新聞社/
発売年月日 2003/09/08
JAN 9784532310851

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2023/12/28

ビジネスマンとして、多少なり日本の文化にも影響を与えたカルロス・ゴーン。本著にも出てくるが「新しい上司はフランス人〜」の歌はゴーン氏を象徴しているようであったし、コミットメントという言葉も流行、浸透させた。その頃には、特別背任罪も逃亡劇も勿論予想されぬ中、イケイケのプロ経営者とい...

ビジネスマンとして、多少なり日本の文化にも影響を与えたカルロス・ゴーン。本著にも出てくるが「新しい上司はフランス人〜」の歌はゴーン氏を象徴しているようであったし、コミットメントという言葉も流行、浸透させた。その頃には、特別背任罪も逃亡劇も勿論予想されぬ中、イケイケのプロ経営者という風情。その生い立ちから、ミシュラン勤務時代、ルノー、日産へとのドラマが綴られる。ビジネス書であり、啓蒙書であり、小説のようでもある。学びあり、刺激あり、読み応えたっぷりの本だ。 99年の日産リバイバル・プラン。2万1000人の削減と国内5工場閉鎖。今でもネットで内容が見れるので、資料を見てみた。流行りのスタイリッシュなデザインのパワーポイントではなく、2000年前後の無骨な感じだが、要点がコンパクトで力強い。虚飾の無さが、経営やIRの本質だと改めて感じさせられる。 ゴーンはマロン派のキリスト教徒、つまり東方カトリック教会の信者。レバノン生まれでブラジルに移住。フランスでグランドゼコールに進学。一般の大学とは異なり、中学高校と言う中等過程が終了したときに始まる、厳しい選抜の過程を経て初めて入学が許されるような、いわばエリート中のエリート要請機関だ。中身は本著、来歴はググれば分かるので省略する。 ー 人は困難な仕事に取り組んでこそ、それにふさわしい力量を身に付ける。ぬくぬくしたところにいたのでは成長しない。そういう機会にこそ幹部が育つ。会社にとって重要な大きなプロジェクトに放り込む必要がある。 中々、考えさせられる言葉だ。

Posted by ブクログ

2022/06/15

ゴーンの「その後」を知る今だからこそ、本書を読もうと思った。 実は彼の「名声」と「人気」が最も華やかりし出版直後、書店で平積みされていた一冊をすぐ購入してしまったものだが、実際に読むまでには至らなかった。それから約20年を経ての初めての読了だ。 あらためて、彼が「狭義のビジネスマ...

ゴーンの「その後」を知る今だからこそ、本書を読もうと思った。 実は彼の「名声」と「人気」が最も華やかりし出版直後、書店で平積みされていた一冊をすぐ購入してしまったものだが、実際に読むまでには至らなかった。それから約20年を経ての初めての読了だ。 あらためて、彼が「狭義のビジネスマン/経営者」、即ち「成果を出す為の能力と実績を有する個人」としては間違いなく稀有なる傑物であったことは良く分かったし、そうした能力やスキルを身に付けるに至った地道な努力や経験の積み重ねにも敬意を表したい。しかし一方で、本書では全く触れられず、一切表に出ていない彼の一面が、その後の「あの事件」に繋がったのかと思うと、実に感慨深い。彼はあの一件をして、ビジネスマン/経営者としての品格や名声さえ失ったと云えると思う。

Posted by ブクログ

2017/03/11

本書を読み始めた頃、図らずもカルロス・ゴーンさんが日産の社長を退任されるとのニュースが入ってきた。ゴーンさんの実績は、すでに歴史で語られるところとなっているが、本書を読むことで、その初期のころのご活躍が手に取るようによくわかった。並行して読んだゴーン・テキストでは、ゴーンさんのス...

本書を読み始めた頃、図らずもカルロス・ゴーンさんが日産の社長を退任されるとのニュースが入ってきた。ゴーンさんの実績は、すでに歴史で語られるところとなっているが、本書を読むことで、その初期のころのご活躍が手に取るようによくわかった。並行して読んだゴーン・テキストでは、ゴーンさんのスピーチが録音されたCDがついているので、日産リバイバルプランを英語と日本語でスピーチされたことや、会場から拍手がおこったことも、とてもリアルに感じられた。 ゴーンさんあっての日産復活劇。いや、ゴーンさんによって、潜在能力を発揮した日産の社員の方々による復活劇。素晴らしいと心から思った。 アイデンティティを失わずに、グローバルに活動できることが、明日の自動車業界で生き残るための条件など、印象的なメッセージが多い。 フランス人記者によるインタビューを和訳したものでもあるため、物事の視点も日本人よりではなく興味深いものが多い。

Posted by ブクログ

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