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夕映えの道 よき隣人の日記
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夕映えの道 よき隣人の日記

ドリス・レッシング(著者), 篠田綾子(訳者)

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夕映えの道 よき隣人の日記

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2003/09/05
JAN 9784087733945

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商品レビュー

4.8

5件のお客様レビュー

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2019/05/04

いろんな世代のいろいろな人生が交錯する。そして老いは容赦なく誰にでも訪れる。この世を去るときもまたひとり。日記風に語られるジャンナとモーディーの物語は結構壮絶で目が離せない。自分の事にしか興味がなかったジャンナが身寄りのない老人達に心寄せていくプロセスに、人の成長を見て心に暖かい...

いろんな世代のいろいろな人生が交錯する。そして老いは容赦なく誰にでも訪れる。この世を去るときもまたひとり。日記風に語られるジャンナとモーディーの物語は結構壮絶で目が離せない。自分の事にしか興味がなかったジャンナが身寄りのない老人達に心寄せていくプロセスに、人の成長を見て心に暖かいものを感じた。

Posted by ブクログ

2019/03/24

ノーベル賞作家ドリス・レッシングの作品。高級女性誌の副編集長ジャンナが老いること、死ぬことについて考え、誰と誰と誰と付き合うかを決めていく、生きることについての物語。母親と夫をガンで亡くしたジャンナが近所に住む赤の他人のモーディーという90歳すぎの老人との関係で自分を大人にしてい...

ノーベル賞作家ドリス・レッシングの作品。高級女性誌の副編集長ジャンナが老いること、死ぬことについて考え、誰と誰と誰と付き合うかを決めていく、生きることについての物語。母親と夫をガンで亡くしたジャンナが近所に住む赤の他人のモーディーという90歳すぎの老人との関係で自分を大人にしていく。45歳からはじまって今は50すぎのジャンナが素敵に着飾るだけじゃなくなっていく過程とか、仕事を編集から作家に変わっていくところも好きだった。これ、絶版にしてたらダメな小説。1970年代のイギリスが舞台なんだけど今読んでも全然いい作品だし、文庫化すべき。イギリスは裕福なひとが貧しいひとを助ける風習が元々あったそうだけど、ブレグジットしようとしている今はもう無さそうだなぁとちょっと残念になる。ドリス・レッシングもう少し読んでいこうと思う。良い読書でした。

Posted by ブクログ

2017/07/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ドリス レッシングの作品で一番好き。彼女の作品はウェットでなくドライなのだが人間への愛が感じられ生きる勇気を与えてくれる。 キャリアウーマンの中年女性が街でふと見かけた老女に興味を持ち友人になる。自分とは全く別世界に住む極貧の老女。死を前にしても誇り高く生きようとする彼女に寄り添い、敬意を表しその最期を看取る。母親とはいい関係を持てなかった彼女が他人であった老女とこれほどの関係を持てた事に感動する。血縁だけではなく人間そのもので繋がっていく新しい社会が来るかもしれないとも思わせる。フランス映画にもなっている。

Posted by ブクログ

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