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東京大学応援部物語
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社/ |
発売年月日 | 2003/09/05 |
JAN | 9784087811537 |
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東京大学応援部物語
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「人の嫌がる応援部 好んで入る馬鹿もいる」(新人哀歌) ある年の東京六大学野球秋季リーグ戦。負け続けの東大野球部がついに1勝をあげた。その直後の応援部主将の一言「一生懸命練習してきた野球部が-これでやっと報われる」。野球部に負けないほどの肉体的・精神的に厳しいトレーニングを積ん...
「人の嫌がる応援部 好んで入る馬鹿もいる」(新人哀歌) ある年の東京六大学野球秋季リーグ戦。負け続けの東大野球部がついに1勝をあげた。その直後の応援部主将の一言「一生懸命練習してきた野球部が-これでやっと報われる」。野球部に負けないほどの肉体的・精神的に厳しいトレーニングを積んできた自分たち応援部より、まず野球部の健闘をたたえようとする。 “時代遅れ”“自己犠牲”・・・応援部員をそう見る人もいる。しかし本当にかっこいい、輝いている人間にとっては、他人の評価なんか関係ないんだよね。 今の時代、何かと最初から、結果や自己満足度や周りの評判ばかり求めようとして、逆にそれらに縛られて窮屈そうに見えることがある。筆者も最初は、勝てないのにつらい思いをして何で応援部なんかに、という疑問から出発していたようだけど、そんな理由付けを超えた所にかっこよさがあると思う。 勝てない、厳しい、つらい・・・確かにそうだろうけど、そんなのはしょせん部外者のレッテル。 だって先の主将の一言、自分は犠牲になってるとかが頭に浮かぶようなネガティブ思考人間じゃとうてい言えないような、時代を超えた、かっこいい一言と思うから。(2007/12/12)
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最相葉月の本を読むと生きる勇気が湧いてくるのは、彼女と同年代で、興味の対象が同じだからなのかと思っていた。しかし、この本を読んでそうではないことが分かる。ノンフィクションだけれど、作者の対象者に抱く戸惑いや疑問を共感し読み進めてしまうからだろう。 応援部の体育会系の体制、右翼?...
最相葉月の本を読むと生きる勇気が湧いてくるのは、彼女と同年代で、興味の対象が同じだからなのかと思っていた。しかし、この本を読んでそうではないことが分かる。ノンフィクションだけれど、作者の対象者に抱く戸惑いや疑問を共感し読み進めてしまうからだろう。 応援部の体育会系の体制、右翼?を連想させるような姿は読む前だったら、嫌悪する類だ。読後はガンバレと応援したくなるし、私自身の仕事の迷い;〈結果が出なくて、認められなくて、自己満足なのではないか、一生懸命にやっている姿を周りはどう思っているのだろう:〉を少し払拭してくれた。 東大の応援部を神宮で見てみようと思った。
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6大学野球では圧倒的に弱い東京大学。その東大応援団員に一年間密着取材したノンフィクション。試合に負けるのは応援団員の気合が足らないからとの理由で、負けるたびに制裁を受ける団員・地獄の夏合宿・応援することの意義を見失う団員・ぎりぎりの単位・試合に勝ち号泣するリーダー、チア、バンド員...
6大学野球では圧倒的に弱い東京大学。その東大応援団員に一年間密着取材したノンフィクション。試合に負けるのは応援団員の気合が足らないからとの理由で、負けるたびに制裁を受ける団員・地獄の夏合宿・応援することの意義を見失う団員・ぎりぎりの単位・試合に勝ち号泣するリーダー、チア、バンド員などなかなか面白い。東京大学といえども応援団は厳しいものであり妥協が無い。人に尽くすことが最大の喜びだと感じる人で無ければ、続けられない世界である。著者は星新一の伝記を書いて日本SF大賞を受賞した人。また少し前に話題となった絶対音感を書いた人でもある。
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