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ポップコーンの魔法 あかね・新読み物シリーズ16
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ポップコーンの魔法 あかね・新読み物シリーズ16

たかどのほうこ(著者), 千葉史子

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ポップコーンの魔法 あかね・新読み物シリーズ16

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 あかね書房/
発売年月日 2003/05/25
JAN 9784251041463

ポップコーンの魔法

¥715

商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2024/06/06

 「ココの詩」の呪縛から一度解き放たれようと、気分転換の意味も兼ねて、同じ千葉史子さん(方子さんの姉)の絵の作品を借りてきました。  子どもから大人まで広い範囲に向けた、時には、ずしりとした重みを感じさせるテーマ性が魅力の、「高楼方子」表記とは別に、子どもたちへ向けた優しくも楽...

 「ココの詩」の呪縛から一度解き放たれようと、気分転換の意味も兼ねて、同じ千葉史子さん(方子さんの姉)の絵の作品を借りてきました。  子どもから大人まで広い範囲に向けた、時には、ずしりとした重みを感じさせるテーマ性が魅力の、「高楼方子」表記とは別に、子どもたちへ向けた優しくも楽しい語り口で、固定観念に縛られない多様な生き方を教えてくれる、「たかどのほうこ」表記があり、本書は小学生に向けて、これまでの自分には無かったものを得ることの楽しさや素晴らしさを教えてくれます。  主人公の小学生「花子」は、周りの子達と比べて、名前と共に、ぷくっとしている体や、ぽつんとした目がずっと気に入っていませんでした。  しかし、あることをきっかけに「ハンナ」となることで、たちまち『すらり、ぱっちり』と変わることを(自分の心の中で)実感することによって、自分に自信を持ち、そしてまた嬉しい気分となって日々の日常に溶け込んでいく、そんな姿に、かつての自分を重ね合わせた方もいらっしゃるかもしれません。  ただ、これが空想だけで終わらないのが、方子さんの物語の魅力であり、そんな自信を持った花子も、現実はピアノで『ポップコーン』という、お菓子のイメージを音楽に転換させた曲を上手く弾くことができない、そんな時に、ピアノ教室の先生からもらったトウモロコシと、再びハンナになりたい彼女の気持ちが合わさることで起こったのは、まさにタイトルそのものである、不思議で素敵な魔法のような出来事なのでした。  改めて考えてみると、トウモロコシからポップコーンに変わる瞬間というのは、子どもの目から見たら同じ物とは思えないような、魔法のような魅力を感じさせるのかもしれない、まさにそこに着目した方子さんの視点によって、それを花子がハンナに変わる瞬間と重ね合わせているのだと、私には感じられながらも、やがてはそれが魔法ではなく、現実の出来事として着地している点に、方子さんの温かいメッセージがあるのだと思いました。  最初は、ただ『すらり、ぱっちり』になることしか考えていなかった花子が、あることをきっかけに、そうではない理由でハンナになりたいと思うようになった、そこには自分にはないものへの憧れと共に、それが自分にも向けられていたこと、両方の嬉しさがあることで初めて実感させられた、かけがえのないものの素晴らしさは、実は自分だけがこうした空想や憧れを抱いていた訳では無かったことにも気付かせてくれます。  そんな嬉しい価値観の共有も、不思議で素敵な魔法の要因であることを実感することによって、現実の世界も変わり始める様子には、きっかけは空想や不思議な出来事なのかもしれませんが、結果として、お互いが求めていたものをコミュニケーションによって知り得たという、とても現実的なものであることに夢と希望を抱かせてくれながら、世の中には、トウモロコシからポップコーンに変わる魔法のような出来事もたくさんあることから、人は変われるんだという素晴らしさも教えてくれたのだと思います。  そして、どうやらそれは人間だけとは限らないようで、ウサギのような猫だって、実は本人からしたら猫のようなウサギなんだよといった願望を抱いているのかもしれない、そんな可能性に、方子さんならではの世界の見方の面白さを提示されているようで、今の世界に決まった価値観しか感じられない鬱憤の溜まった女の子に、特におすすめしたい児童書です。

Posted by ブクログ

2024/01/29

図書館本。長女はちょうど発表会に向けて湯山昭さんの「ポップコーン」を練習中。タイムリーにこの本に出会えました。ポップコーンの曲の感じが伝わったようです。

Posted by ブクログ

2019/02/08

百葉箱。そうそう、わたしも小さい頃は、ずっと空想してたなぁ。 友だちができるときの、くすぐったいようなうれしさを思い出させてくれました。

Posted by ブクログ

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