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定常型社会 新しい「豊かさ」の構想 岩波新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店/ |
発売年月日 | 2001/06/20 |
JAN | 9784004307334 |
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定常型社会
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定常型社会
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商品レビュー
4.2
17件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
内容: 「(経済)成長」・「物質的な富の拡大」という目標が機能しなくなった現代において、「定常型社会」という新しいコンセプトを提示する MEMO: ・定常型社会 ① マテリアルな(物質・エネルギーの)消費が一定となる社会 ② (経済の)量的拡大を基本的な価値・目的としない社会 ③ <変化しないもの>に価値をおける社会 ・情報の消費から、時間の消費。 ・ひいては、経済とは離れて、時間自体を楽しむこと。 ・福祉政策が需要の増加(経済の拡大)に寄与する点をあらためて認識できて面白かった;
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2021.72 ・ゼロ成長社会。 ・人と環境、人と人の問題に収束する。 ・自然とつながることで長い時間軸を取り戻す。
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★本書のメッセージ 「成長」に代わり「定常」であることを新しい豊かさとよう ★読んだきっかけ 戸田氏の『働く理由』に引用されていたため。今後の社会において、どういった働き方をしたいのか考えたく、読んでみた。2001年に書かれた内容であるが、現在にも十分通ずる内容。そう思うと、今...
★本書のメッセージ 「成長」に代わり「定常」であることを新しい豊かさとよう ★読んだきっかけ 戸田氏の『働く理由』に引用されていたため。今後の社会において、どういった働き方をしたいのか考えたく、読んでみた。2001年に書かれた内容であるが、現在にも十分通ずる内容。そう思うと、今の政府の在り方・価値観は全く転換するに至ってないのだと分かる ★本の概要・感想 人口が減少し、GDPも伸びていかない社会で、どのような国・政策の在り方がよいかを考える。社会保障や政策の知識が無いとスムーズに理解するのは難しい。 ムリに成長を志しても苦しいだけだろうなぁ。 ★本の面白かった点、学びになった点 *「成長」という概念の位置づけ自体が、実は経済学の理論パラダイムの中では必ずしも重要視されていなかった、ということ ・経済成長に価値があるとされたのは、失業問題との関連である ・実物経済で需給が均衡しても労働市場が均衡するとは限らず、そのため政府が追加投資を行って実物経済を高い水準に引き上げる必要があった →労働市場が改善されていないのであれば、経済成長には本来の意義はかなり弱まる *定常型社会とは変化のない、退屈な社会ということではない ・量的な変化は志向しないが、質の変化は継続しておこるものとなっている *もともとヨーロッパにおいては、大きな政府を志向する社民系も、小さな政府を志向する保守系も「経済成長を志向する」という観点では共通に意識していたこと ・経済成長をより効率的に達成する手段として、自由放任なのか、ケインズ的積極的財政政策を取るのか、といった違いなのである *不断の経済成長は「人間の需要は制限なく拡大する」ことを前提に考えられていたため、現在はその仮定にムリが出てきている *本質的な現代の先進国の課題3つ ・外的な課題ー資源が有限であること ・内的な課題ー人間の欲望、消費需要が無限に拡大しないこと ・分配の課題ー富の総量を増やしても、きちんと、貧富の差が埋まるようには分配されないこと *定常型社会の3つの意味とその条件/根拠 ・第一の意味「マテリアルな消費が一定となる社会」 →脱物質化← 情報化や「環境効率性」の追及を通じて ・第二の意味「経済の量的拡大を基本的な価値ないし目標としない社会」 (=脱量的拡大)←「時間の消費」を通じて ・第三の意味「<変化しないもの>にも価値を置くことができる社会」 ←「根源的な時間の発見」を通じて、行われるものとなっている ●本のイマイチな点、気になった点 ・そんなに簡単な本ではない。社会保証やサステナビリティ、マクロ経済学の知見がベースに無いと理解できない →勉強し直して、また今度よもう ●学んだことをどうアクションに生かすか ・社会保障の政策についてもう一度考えたいと思った際、もう一回読みたい ・やっぱり、いまだに物質的な成長、量的成長だけをひたすらに志向するのはナンセンスっすよね
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