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現象学は“思考の原理"である ちくま新書シリーズ・人間学3
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房/ |
発売年月日 | 2004/01/10 |
JAN | 9784480059932 |
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現象学は“思考の原理"である
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商品レビュー
4.2
15件のお客様レビュー
図書館。む図。先日読んだ『はじめての現象学』(竹田青嗣 海鳥社 / 1993年4月27日発売)が良かったので、もっと現象学について知りたいと思い同じ著者の本著を借りた。 前提となる価値観や状況が異なる個人や共同体同士が、どのように互いに了解し、落としどころを見出していけばよいの...
図書館。む図。先日読んだ『はじめての現象学』(竹田青嗣 海鳥社 / 1993年4月27日発売)が良かったので、もっと現象学について知りたいと思い同じ著者の本著を借りた。 前提となる価値観や状況が異なる個人や共同体同士が、どのように互いに了解し、落としどころを見出していけばよいのか。現世代だけではなく次世代の生活も考えた上でその落としどころを見出すのは、前提とすべき事項が多すぎて難しい。分断ではなく共同・共生していくためにはどうすれば良いのか。その答えを見つけたくて、次々と本を手に取っている気がする。答えや正しさは、無い。でも、自分が納得できる意味や理由を探したい…という自分のエゴだとも思う。考えつつ、先人の知恵を学びつつ、且つ、実生活を生きる。時間は限られていて、こんな学びや思考をしつつ、実生活をおろそかにしては元も子も無いと、生活する…。 答えは無いのだろうし、本書もあくまで、思考の実践。それをどう実生活に活かすか、自身の考え方に活かすかを考えながら読書することが、生活の中で感じる矛盾や社会課題を考えるときに自分の不甲斐なさを感じるときの救いのようなものになる。 「ハーバーマス」の存在を、本書で知った。本書は2004年初版発行。それ以降の竹田氏の著作をあと一冊は読みたい。その後、ハーバーマスの本を読みたい。 本書の気になった箇所を、ブクログ読書メモ欄に記録した。 2024/5/1(水)
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この世には絶対的な本質は存在するはずなのだけど、人の目を通す限りは確認することができない。誰かが本質を語ったとしても、それは主観の域を脱することができない。本質は見えないとしても、突き詰めて考えた人間同士でその主観が一致することはよくあり、それが普遍。そのような普遍は多種存在し、...
この世には絶対的な本質は存在するはずなのだけど、人の目を通す限りは確認することができない。誰かが本質を語ったとしても、それは主観の域を脱することができない。本質は見えないとしても、突き詰めて考えた人間同士でその主観が一致することはよくあり、それが普遍。そのような普遍は多種存在し、各々いる領域で「これこそが本質だ」と誰しもが考えるため、信念の対立が起こる。信念はバラエティに富んでおり、それぞれの信念の間には優劣は存在しないということを前提として、もっと互いに認め合えればと述べられていた部分にはっとさせられた。
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体験や認識そのものについての記述と捉えている現象学ですが、本書を読んでいろいろと考え変わりました。 フッサール『イデーン』の解説から始まり、ヘーゲル、デリダ、ウィトゲンシュタインと様々な視点を現象学の立場から眺めていく構成が斬新でたのしい。 まず、その思想がどういった思想なのか...
体験や認識そのものについての記述と捉えている現象学ですが、本書を読んでいろいろと考え変わりました。 フッサール『イデーン』の解説から始まり、ヘーゲル、デリダ、ウィトゲンシュタインと様々な視点を現象学の立場から眺めていく構成が斬新でたのしい。 まず、その思想がどういった思想なのかを説明したのちに、現象学としてその思想を捉えるというわかりやすさも手伝ってあっという間に読み終えてしまった。 「現代言語哲学の挫折」の章は、なんとなくモヤモヤしていた言語・分析哲学へのモヤモヤが一気に晴れていく感じで爽快。
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