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太宰治 滑稽小説集 大人の本棚
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太宰治 滑稽小説集 大人の本棚

太宰治(著者), 木田元(編者)

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商品詳細

内容紹介 内容:滑稽文学について 木田元著. おしゃれ童子. 服装に就いて. 畜犬談. 黄村先生言行録. 花吹雪. 不審庵. 親友交歓. 男女同権
販売会社/発売会社 みすず書房/
発売年月日 2003/05/12
JAN 9784622048381

太宰治 滑稽小説集

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商品レビュー

3.8

7件のお客様レビュー

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2024/10/19

心の暗部をつまみ出すような太宰ならではの文章力と視点。滑稽小説でも健在。 畜犬談と男女同権は特に面白かった。

Posted by ブクログ

2024/04/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

アトロク『ブック・ライフ・トーク』2022年8月2日、ラランド・ニシダさんの回より、『畜犬談』をオススメする話が気になって。 太宰治の短編は『尼』以来。『畜犬談』が収録されていてその日に貸し出されていない本、という選び方をしたんだけど、収録されている短編それぞれ面白かった。 収録されているのは『おしやれ童子』『服装に就いて』『畜犬談』『黄村先生言行録』『花吹雪』『不審庵』『親友交歓』『男女同権』と、冒頭に編者の『滑稽文学について』という解説。 『畜犬談』は、犬は元来獰猛で、いつか私は噛まれてしまうのだ、という犬嫌いの想像から、噛まれないようにと敢えて犬に愛想よくしていると、ある日子犬に懐かれて縁の下に住むようになり、酷い発言をしながらも徐々に情が移っているのでは……?という様子を感じる。 『黄村先生言行録』から始まる黄村先生についての三篇の連作がよかった。黄村先生は非常識人であり、山椒魚、武術、茶道にと付け焼き刃の興味と知識で失敗を繰り返す。これこそ滑稽であり、じんわりと教訓を感じるような話。『花吹雪』が一番笑えた。 最後の二篇は「滑稽」で表現されるものとはちょっと違うような印象があった。『親友交歓』は「親友」と自称する男が訪ねてきて、横柄に酒を求め酔っ払って帰って行く。元々の傲慢な態度も気に入らないが、酔っ払いも嫌いなのでただただイライラしながら読んだ。『男女同権』は老人がそれまでの一生で遭ってきた女難について講演し、「男女同権」となった世の中で「女性が弱い」と擁護する必要もなくなった、と締める。

Posted by ブクログ

2018/12/22

太宰治 滑稽小説集 木田元 が選んだ 滑稽短編8編。太宰治の幅広さを感じる 黄村先生3部作「黄村先生言行録」「花吹雪」「不審庵」トリックスター的な滑稽さは 戦中のヤケクソな滑稽さ(笑ってないとやってられない)を感じる 「おしゃれ童子」「服装に就いて」「畜犬談」は 出だしの...

太宰治 滑稽小説集 木田元 が選んだ 滑稽短編8編。太宰治の幅広さを感じる 黄村先生3部作「黄村先生言行録」「花吹雪」「不審庵」トリックスター的な滑稽さは 戦中のヤケクソな滑稽さ(笑ってないとやってられない)を感じる 「おしゃれ童子」「服装に就いて」「畜犬談」は 出だしの言葉から面白い。育ちの良さを 笑いに変えた感じ *子供の頃から お洒落のやうでありました *ほんの一時ひそかに凝った事がある。服装に凝った *私は犬については自信がある。必ず喰いつかれる自信 おしゃれ童子 *お金を借りるときより 着物を借りる方が十倍苦しい *借衣すれば 人みな借衣に見ゆる哉 服装に就いて *自分では人生の片隅に つつましく控えているつもり〜人は なかなか それを認めてくれない *最高の誇りと最低の生活で、とにかく生きてみたい 黄村先生言行録(黄村シリーズ) *黄村先生が山椒魚に凝って大損した話 花吹雪(黄村シリーズ2) *黄村先生の花吹雪格闘事件 *真理は笑ひながら語っても真理

Posted by ブクログ

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