マルサの秘密 徳間文庫

立石勝規(著者)

• 販売会社／発売会社: 徳間書店/
• 発売年月日: 2003/03/15
• JAN: 9784198918576

商品レビュー

2018/01/17

本格的推理小説。だそうです。著者、後書き談。
タイトル通り、マルサものだが。
大蔵省、帝国ホテルの正面玄関が回転ドア、声を出さない通信手段がパソコンに繋いだ携帯のメールがトリックの一つ。
設定が古いのは当時としては最先端なのだから、気にならないが、脱税のキーに美術品や宝飾品、骨董品を持ってきているが、活かしきれずボヤボヤな感が否めない。
門井慶喜氏位の美術作品には敵わないな。
もっと、マルサと政治家、闇組織に特化していれば、引き締まった印象になりそうなもののもったいない。
地味な一冊でした。