人生遍路 華厳経

海音寺潮五郎(著者)

• 販売会社／発売会社: 河出書房新社/
• 発売年月日: 2003/10/30
• JAN: 9784309015804

商品レビュー

2012/03/16

善財童子が善知識を求めて、５３人の所を順番に旅して行く物語。
スケールが大きいので、読みながら良い瞑想になります。

2011/05/13

「入法界品」の翻訳。『華厳経』の品と53人の善知識(師)との対応関係で構成されている。

◆学んだこと
○『華厳経』の品と「入法界品」の構成上の関係は？
十信、十住、十行、十廻向、十地、十住と関連付けられているとされる。十信は1つにまとめられているようだ。ただし、『華厳経』よりも「入法界品」と「十地経」が歴史的には早く登場していて、「入法界品」と「十地経」はどちらが早いか明確でないので、完全に対応しているわけではないと思うけど・・・？

○「十地品」と対応する善知識は？
1→32.婆娑婆陀夜天
2→33.甚深妙徳離垢光明夜天
3→34.喜目観察衆生夜天
4→35.妙徳救衆生護夜天
5→36.寂静音夜天
6→37.妙徳守護諸城夜天
7→38.開敷樹華夜天
8→39.願勇光明守護衆生夜天
9→40.妙徳円満林天
10→41.瞿夷夫人

○どんな人(神様)なの？
第1ステップから第8ステップまでは夜の女神。第9ステップは女神。第10は女性。全員女性なのはなぜ？

夜天なのは、闇から光を照らすという意味があるのか（無明の中の真如)？。女性なのは如来蔵ということ？

夜の女神はスーパーウーマン。前世に仏と関わりがあり、そのときの善行によって、衆生救済の技を使えるようになった。

第9ステップは女神は、この書ではあまり詳しい説明はないが、菩薩の十種の受成法を説く。

第10ステップの女性は、前世で仏の前世の妃になり、歌で仏の世界を伝えて、夫に大きな気づきを与えた？

○夜の女神はどんな技を持っているの？

1→32.婆娑婆陀夜天
菩薩の光明があまねく一切の存在を照らし、生きとし生きる者の愚癡(おろかさ)の闇を破る法門(隋縁した真如を輝かせるということ？)

2→33.甚深妙徳離垢光明夜天
寂滅定楽精進の法門？

3→34.喜目観察衆生夜天

4→35.妙徳救衆生護夜天
5→36.寂静音夜天
6→37.妙徳守護諸城夜天
7→38.開敷樹華夜天
8→39.願勇光明守護衆生夜天
9→40.妙徳円満林天
10→41.瞿夷夫人

まだ途中。