戦場 学んだこと、伝えたいこと 学んだこと、伝えたいこと

長嶺秀雄(著者)

• 販売会社／発売会社: 並木書房/
• 発売年月日: 2003/05/01
• JAN: 9784890631599

商品レビュー

2010/07/03

戦場の指揮官に必要なこと
1. 糧食（パン、塩、水など）と資材（弾薬、医薬品など）を与えること
2. 実際感覚（環境変化の本質をつかむ）があること
3. 親切であり、同時に厳しくあること
遊撃戦の実行で、注意すべきは規律の維持であり、秩序の保持である。遊撃戦はどうしても少人数や単独で、しかも指揮官から遠くはなれて行動することが多い。すなわち柔軟性の名をかりて放縦になりやすい。したがって通常戦以上の独特の規律心と責任感が要求される。
勇者とは慣れることである。
よい勘とは、積み重ねた知性の修練と条件の変化に習熟した勇気が育てるものである。
戦場で何を欲求するかというと、信頼できる指揮官である。
弱音を言う勇気、弱音を聞く勇気。弱音は言い難く、しかもそれを言う根拠の知識が必要である。実際感覚というか、情報感覚があって、しかも勇気のある人材が必要であり、さらに弱音を聞くリーダーが望まれる。