クレオパトラ 謎の海底宮殿 講談社+α文庫

BS-i(TBS系)(著者), 鈴木まどか

• 販売会社／発売会社: 講談社/
• 発売年月日: 2003/11/20
• JAN: 9784062567947

商品レビュー

2010/04/06

(2010.04.01読了)
2009年7月に「海のエジプト展」を見た時にこの本を思い出して探したのですが、絶版でした。図書館で検索しても見つかりませんでした。残るは古書店で探すことです。
古書店で探し続ければ、大抵の本は、いつか見つかります。見つかったのに、買いそびれて、再び探すこともあります。
この本は、12月に見つかり、すぐ購入しました。余り長いこと積んでしまうと、せっかく買った甲斐がないので、読むことにしました。
せっかく、探して購入して読んだのですが、さほどのことは書いてありませんでした。絶版もやむを得ないところでしょう。

｢海のエジプト展｣でもこの本でも、クレオパトラの名前が前面に出てくるのですが、実際上、クレオパトラの謎を解明するための資料はほとんどないのです。これから出てくる可能性はあるのだと思いますし、期待もしています。

●世界の七不思議｢ファロス島の大灯台｣(20頁)
1995年10月、アレクサンドリア沖、カイト・ベイ城塞付近の水深8メートルの海底から、高さ130メートルあり、その光は50キロ先の海上まで照らしたと伝えられる｢ファロス島の大灯台｣の遺構が発見され、その一部が引き揚げられた。
●クレオパトラの宮殿跡発見(22頁)
1996年11月、約2000年前の女王クレオパトラの宮殿跡を含む古代エジプト・プトレマイオス朝の王宮跡が(海底から)発見された！
●アクアラング(38頁)
長時間にわたり潜水することにできるアクアラングは、フランスの海洋学者でクストー船長の愛称でも知られるジャック＝イヴ・クストーが1943年に発明した。
アクアラングにより、海底の調査・探索が可能になった。
●地下貯水槽(103頁)
クレオパトラの時代のアレクサンドリアの地下には、2000か所にも及ぶ地下貯水槽が完備されていたといわれている。このような貯水槽を最初につくらせたのはアレクサンダー大王である。
●ユリウス暦(138頁)
ユリウス・カエサルがエジプトの学問に感化された証の一つが、ローマに持ち帰り採用したエジプトの太陽暦である。自らの名前を冠し｢ユリウス暦｣と名づけた。

☆関連図書(既読)
｢クレオパトラの謎｣吉村作治、講談社現代新書、1983.02.20
｢クレオパトラ(上)｣宮尾登美子、朝日文庫、1999.11.01
｢クレオパトラ(下)｣宮尾登美子、朝日文庫、1999.11.01
｢ユリウス・カエサル ルビコン以後 ローマ人の物語4｣塩野七生著、新潮社、1995.09.30
｢ユリウス・カエサル ルビコン以後 ローマ人の物語5｣塩野七生著、新潮社、1996.03.30
「謎の古代都市アレクサンドリア」野町啓著、講談社現代新書、2000.02.20
(2010年4月6日・記)