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暗闇のなかで

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | アーティストハウスパブリッシャーズ/角川書店 |
発売年月日 | 2003/07/30 |
JAN | 9784048981323 |
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暗闇のなかで
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商品レビュー
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3件のお客様レビュー
日本人にもそのまま当てはまる歴史。 自分たちのこととわかっていながらも、他人事としていなければ平穏でいられない。 でも消してしまっていいのかと言われれば、そうではないと言う。 でも、自分のことではない。 それを自分のことと捉えられる人がいなくなったとき、消えずに、消さずにいられる...
日本人にもそのまま当てはまる歴史。 自分たちのこととわかっていながらも、他人事としていなければ平穏でいられない。 でも消してしまっていいのかと言われれば、そうではないと言う。 でも、自分のことではない。 それを自分のことと捉えられる人がいなくなったとき、消えずに、消さずにいられるだろうか。
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第二次大戦前後のドイツ人の話。 ドイツ人というか、ナチ。 最初から、暗く重い話なのは分かってたけど。重かった。 けど、「だから悪いんだ」とかそういう方向じゃなくて、ある意味、事実が淡々と描かれている。 それは、ナチに所属し、自ら関わっていた人の話ではなく、その子供だったり、孫だっ...
第二次大戦前後のドイツ人の話。 ドイツ人というか、ナチ。 最初から、暗く重い話なのは分かってたけど。重かった。 けど、「だから悪いんだ」とかそういう方向じゃなくて、ある意味、事実が淡々と描かれている。 それは、ナチに所属し、自ら関わっていた人の話ではなく、その子供だったり、孫だったり、または身体障害があり制服に憧れていたけれども、着ることのできなかった人の話だったからだと思う。 あの戦争に関しては、日本も負けた国であり。 戦時中になされたことは、「戦争だったから」の一言で片づけられないものではあるけれども、それでもやはり「戦争」だったのだと思う。 多かれ少なかれ戦勝国の面々も後ろ暗いことは多々やってきていると思う、でも「勝った」という一言ですべてが「良いこと」のようにとらえられ、「負けた」からすべて悪いこととなる。
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クレストブックから出そうな小説だなあ、と思ったのが最初の感想。 戦前〜戦中、終戦間際〜戦後、そして現代という3つの世代の話から成り立っているこの小説だけれど、3つの話しに繋がりはなく、共通していることは「写真」ということ。 でももっとなんか繋がりがあった方がいいような気がする。 ...
クレストブックから出そうな小説だなあ、と思ったのが最初の感想。 戦前〜戦中、終戦間際〜戦後、そして現代という3つの世代の話から成り立っているこの小説だけれど、3つの話しに繋がりはなく、共通していることは「写真」ということ。 でももっとなんか繋がりがあった方がいいような気がする。 それぞれの話しの中心人物の心中としては繋がりというか、一本の流れがあるんだろうけれど。 それでも最後の話のミヒャの行動というか考え方は、なんか偽善ぽくて嫌だったな。 身内が戦時中に何をしたか。それが良いことだけでなく非難される行動だったとしても探る。そういう姿勢は認められることだとしても。
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