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一人ならじ 新潮文庫
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一人ならじ 新潮文庫

山本周五郎(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2003/07/01
JAN 9784101134314

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商品レビュー

3.6

9件のお客様レビュー

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2010/05/28

名もない戦国武士の生…

名もない戦国武士の生き様を、サムライとしての美学を、そして武家の婦女としての誇りをつづる、周五郎節ともいうべき戦国武家哲学短編集。一人(いちにん)ならじ他13編。

文庫OFF

2022/11/12

山本周五郎の短篇小説集『一人(いちにん)ならじ』を読みました。 ここのところ、山本周五郎の作品が続いています。 -----story------------- 合戦の最中、敵が壊そうとする橋を、自分の足を丸太代りに支えて片足を失った武士を描く表題作等、無名の武士の心ばえを捉えた...

山本周五郎の短篇小説集『一人(いちにん)ならじ』を読みました。 ここのところ、山本周五郎の作品が続いています。 -----story------------- 合戦の最中、敵が壊そうとする橋を、自分の足を丸太代りに支えて片足を失った武士を描く表題作等、無名の武士の心ばえを捉えた14編。 ----------------------- 1940年(昭和15年)から1957年(昭和32年)に発表された作品14篇が収録… 『花の位置』だけは、時代小説ではなく、現代小説です。  ■三十二刻  ■殉死  ■夏草戦記  ■さるすべり  ■薯粥  ■石ころ  ■兵法者  ■一人ならじ  ■楯輿  ■柘榴  ■青嵐  ■おばな沢  ■茶摘は八十八夜から始まる  ■花の位置  ■解説 木村久邇典 『茶摘は八十八夜から始まる』だけは再読、残りの13篇は初めて読みました… イチバン好きなのは『茶摘は八十八夜から始まる』ですね、、、 改易で岡崎藩にお預けとなった明石六万石の領主・本多出雲守政利の相伴役を買って出た水野平三郎… 自らも痛みを抱いた武士の落魄した者への労りの情と、それによって甦る誇りの存在が描かれており、平三郎が立ち直るとともに、本多政利が人間回復するという展開が感銘深いですね。 次に印象的なのはタイトルのように爽やかな一篇『青嵐』かな、、、 伊能半兵衛に嫁してわずか12日目の登女(とよ)の前に1歳くらいの子どもを負ぶった女が現れ、旦那の子どもであるから養育費が欲しいと言い、登女は動転するが… 友人の陰謀や、お互いの誤解を乗り越えて、より愛情が深くなる展開が好きですね。 それ以外では、合戦の最中、敵が壊そうとする橋を支える丸太がわりに自分の足を使い、片足を失う『一人ならじ』、 敵の武将を倒しても首級(しるし)を掻き取ることをせず、すばやく次の敵を求めて前進する『石ころ』、 他に『三十二刻』、『殉死』、『夏草戦記』、『さるすべり』、『薯粥』など、名誉や名声を求めず、立身栄達も望まず、黙々としておのれの信ずる道を生きる無名の武士たちとその妻の心ばえを描いた“武家もの”の傑作が堪能できました、、、 小説を愉しみながら、ひとの生き方を教えられたような印象… 更迭が相次ぐ某政権、政治家の皆さんに読んでもらって感想を聞いてみたいですね。

Posted by ブクログ

2019/07/15

この作家が上手いのは百も承知。 それよりもこの短編集、ある程度時系列に並べたことによって、その時々の作家の立ち位置的なものがあぶり出された感あり。 もしかすると編者はそれを狙っていたのかもしれないけれども、山本周五郎と言えども、追い詰められたのか、それとも鈍感だったのか、生きると...

この作家が上手いのは百も承知。 それよりもこの短編集、ある程度時系列に並べたことによって、その時々の作家の立ち位置的なものがあぶり出された感あり。 もしかすると編者はそれを狙っていたのかもしれないけれども、山本周五郎と言えども、追い詰められたのか、それとも鈍感だったのか、生きるとはそういうことか、と思わざるを得ず、好きな作家ではあるものの、読んでいて息苦しさを覚えることも否定できず。 平和時代の戯言かもしれないけれど、それでも、だからこそ厳しい姿勢が必要かなと。

Posted by ブクログ

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