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シャープの「オンリーワン経営」 “自前主義"を貫く液晶王国の秘密
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | オーエス出版/ |
発売年月日 | 2003/06/30 |
JAN | 9784757301696 |
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シャープの「オンリーワン経営」
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商品レビュー
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3件のお客様レビュー
かなり以前に、シャープの「亀山ブランド」というものがあったのを覚えている。2000年代の前半だった。私は電機業界にいたわけではないので、業界に関しては素人であるが、この「亀山ブランド」という言葉に違和感を覚えたのを覚えている。「亀山ブランド」というのは、そこで製造されていた液晶テ...
かなり以前に、シャープの「亀山ブランド」というものがあったのを覚えている。2000年代の前半だった。私は電機業界にいたわけではないので、業界に関しては素人であるが、この「亀山ブランド」という言葉に違和感を覚えたのを覚えている。「亀山ブランド」というのは、そこで製造されていた液晶テレビの品質の良さを誇ったネーミングだと思う。しかし、電機業界にいない我々にとっては、テレビはどんなものであれ、いつかはコモディティ化するものであり、海外勢も早晩品質的には追いつくだろうし、その時に、国内で製造している意味は何だろうか?という違和感であった(もちろん、今のような円安であれば競争力あったかもしれないが)。 その後のシャープの会社としての歴史は、ご存じの通りである。 この件は、以前から気になっていて、いつか機会があったら調べてみたいと思っていた。今回、少しそういうことをする時間が出来たので、しばらくシャープについて、色々と本を読んで調べてみようと思う。そう思って、手に取った1冊目の本。 本書は、シャープをほめるために書かれた本である。従って、シャープの強みにだけ焦点をあてて書かれている。その強みの最たるものが、本書の題名になっている「オンリーワン経営」であり、意味は、「他社が真似できないことを実行する経営、そういった力を育む経営」という意味だ。液晶テレビを最初に本格的に商品化したり、携帯電話に日本で最初にカメラをつけたり、確かに、シャープはその時点で他社に先駆けて色んなことを行っていた。 しかし、それに対しての感想は2つある。 一つは、その時点では他社は出来ないことであるが、少し時間をかければすぐに真似が出来ることであったということ。液晶テレビの技術に独自性はなかったはずだし、携帯にカメラをつけるのは、どこの会社でも出来る技術だったはずだ(実際にそうだったし)。 もう一つは、それは「改良」として優れているかもしれないが、「革新」ではないことだ。「他社が真似できない」とは、iPhoneのようなものを言うはずだ。あるいは、アマゾンのビジネスモデルとか。 このあたりに、シャープだけではなく、日本の電機メーカーが苦戦し続けている理由があるのではないかとも思う。
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嫌みではないが、あれだけ勝ち組と言われたシャープが2012年9月現在、かなり危機的状況にある。一体何が問題だったのか、勝ち組と言われていた頃の資料として読んでみた。 シャープの会社の創業から、他者のまねするモノを作れという創業者、オンリーワンの物作りという4代目社長まで、決して...
嫌みではないが、あれだけ勝ち組と言われたシャープが2012年9月現在、かなり危機的状況にある。一体何が問題だったのか、勝ち組と言われていた頃の資料として読んでみた。 シャープの会社の創業から、他者のまねするモノを作れという創業者、オンリーワンの物作りという4代目社長まで、決して国内でも大手ではない会社であったために、基本的には選択と集中を行い、液晶、携帯カメラ、大陽電池、顧客第一主義などを貫いていたが、この選択と集中の決断が時にはよいとされていたが、経営環境が変化したときに対応できなくなったのではないかと思う。 この手の本に多い、会社を持ち上げる記述が多いが、それだけに今の経営状況が突然変化したことを思わせる。今の経営というのは本当に難しいと改めて感じた。
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シャープ4代目社長の2つの夢が印象的だった。 将来シャープが「環境先進企業」として世界の中で冠たる企業になればいい。 そのためには、液晶と太陽電池が重要であると。液晶は省エネ。太陽電池は創エネ。 社長の夢の一つは、「シートコンピュータ」を作ること。下敷きくらいの薄さだ。もう一つは...
シャープ4代目社長の2つの夢が印象的だった。 将来シャープが「環境先進企業」として世界の中で冠たる企業になればいい。 そのためには、液晶と太陽電池が重要であると。液晶は省エネ。太陽電池は創エネ。 社長の夢の一つは、「シートコンピュータ」を作ること。下敷きくらいの薄さだ。もう一つは、世界中の屋根に太陽電池を乗せることだそである。 シャープの企業風土は、社長のような大志、夢を抱く人物を多数創出するに適しているようである。 「誠意と創意」創業者の早川徳次氏の経営信条は今もって脈々と受け継がれている。
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