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浅間
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社/ |
発売年月日 | 2003/09/25 |
JAN | 9784103336105 |
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浅間
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商品レビュー
3
3件のお客様レビュー
終始せつなさが募り、息苦しくもなる描写。登場する人々には、一様に人間味があるのが救い。現実はさらに厳しくあったとして、華々しく語り継がれる武勇伝よりも史実に近いお伽であると思う。
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街道沿いの宿場町で女郎勤めを終えた娘、ゆい。 飯盛女をしながらお蚕様の世話を必死に覚え、蒲原村に帰ってから貧しい村の為にお蚕い飼いを始める。 暖かい家族の協力と、村の和尚の教えによって、一心不乱に蚕の世話に没頭するゆい。 これも浅間山の導きだと、幸せを噛み締める日々だったが…「息を呑む大惨事、降りしきる熱い灰、すべてを埋め尽くす土石流」が全てを奪い去っていく。 生き残った人は絶望の先に何を観るのか。 …というような内容で、基本、読書は幸せになるために読みたい私は概要を読んだだけで逃げ出したくなった。 けれど富士山の麓生まれ育った私には興味深い内容で、実際浅間山に抱かれて育ったゆいや村人の気持ちはとても良く分かった。 天明三年の大噴火で生き延びた蒲原村の村人は九十三人、死出の旅経ったのは四百七十七人だった。 母も夫も子供もいない、誰も彼もいない、自分がぼろぼろと崩れていく 、失ったものは永遠と失ったまま。 しかし人々は立ち上がり、村を復興して日々の営み取り戻そうとする。そして生き延びた人々で家族を作り生きていく。 その生きる姿は凄まじく、力強い。 いつの時代でも繰り返されてきた命の物語に、私はただ呆然と見守るだけだった。 3・11を思い出さずにはいられない。
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江戸時代、浅間山の噴火のときのお話 主人公はゆい。家の助けのために飯盛り女の年季奉公を3年勤める。その間に養蚕を覚え、浅間山のふもとの村に帰る 早速、小規模ながら養蚕を始めるゆい。婿をもらい、子供をもうけ、村に養蚕を広めようとした年、浅間が噴煙を上げる。まず火山灰がすべてを覆い、作物も水も埋る。そして噴火にともなう土石流で村は壊滅。ゆいも家族すべてを失う。村人500余名で生き残ったのは100名足らず。その生き残りで村の再興にとりかかったところで終わる
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