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ドラゴンランス 夏の炎の竜(上)
定価 ¥1,980
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | アスキー/エンターブレイン |
発売年月日 | 2003/10/08 |
JAN | 9784757715806 |
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ドラゴンランス 夏の炎の竜(上)
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商品レビュー
4.3
6件のお客様レビュー
いよいよ始まった、ドラゴンランスの新たな長編で、本書は第二部まで収録されていて、第一部は前回読んだ「セカンドジェネレーション(下)」で書いたので、ここでは第二部だけになるが、その目まぐるしく展開される、内容の濃さはまた凄いものがあり、この作品に於ける、マーガレット・ワイスとトレ...
いよいよ始まった、ドラゴンランスの新たな長編で、本書は第二部まで収録されていて、第一部は前回読んだ「セカンドジェネレーション(下)」で書いたので、ここでは第二部だけになるが、その目まぐるしく展開される、内容の濃さはまた凄いものがあり、この作品に於ける、マーガレット・ワイスとトレイシー・ヒックマンの本気の思いが窺えそうな、切れの良いストーリーテリングは、間違いなく、これまでのシリーズで一番の面白さだと思う(シリーズを最初から読まなければ、それが伝わらない難点はあるものの)。 また、本書に於いて、更に感じられた素晴らしさとして、現実世界へのメッセージをさり気なく盛り込んでいる点があり、それは、ほとんどの者は平和を願っているのに、一部の過激派だけが分離主義の時代に戻るよう強いているエルフ同士の対立や、死者を弔う場面を戦闘シーン以上にページ数を割いて書いていることなどが挙げられる。 特に後者は、シリーズを知るものならば、尚更、涙を誘うものがあった、普段人間に対して好印象を持たないエルフや、周りから罵倒されることを全く意に介さない、「キティアラ」の息子である、暗黒騎士「スティール」の、父を思わせる誇り高き振る舞いには、死者への哀歌や祈りを献げて、その魂を弔うということは、敬意を込めて、生前の彼らの人生を称えるものでもあるということを教えてくれる。 そして、『逝ってしまう命があれば、生まれてくる命もある』や、『子供が一人生まれるたびに、世界がよくなる望みがひとつ増える』の言葉には、現実世界とも共通した、悲しみの影には希望が潜んでいることの大切さを実感させてくれて、その子供に対する親の思いを切実と描写することによって、ファンタジーとはいえ、その現実的感触を伴った、温かくもやり切れない遣り取りには、不覚にも泣いてしまった箇所があり、前々から「キャラモン」の妻である「ティカ」の仲間や子供たちへの思いには、顔で笑って心で泣くような、自分自身を二の次にする点に何度も心を動かされて、今回は、その勘の良さが息子への確かな信頼となり、何よりも彼を勇気づけたことが印象深いが、その先に待っているものが決して明るいものとは限らないことも、それぞれの胸の内に同居させながらの遣り取りであることに、却って心を掻き乱された、そのもどかしさが切ない。 それから、メインの物語について、やはり心強さを感じたのは、かつての冒険者達のリーダー「タニス」であり、その『涙を恥じることはない』に込められた、壮絶な人生経験に基づいた彼なりの懐の深い優しさには、昔から変わらない彼だと実感させられるような、じんわりとさせる感動があった。 また、個人的に嬉しかったのは、久しぶりのタッスルホッフ(通称タッスル)の登場であり、その一服の清涼剤とも感じさせる陽気な彼と、潜在能力が不明な第二世代の一人である、「ウーシャ」を同行させる展開も面白いし、後に対峙することになる、現代の魔法の長の二人、黒ローブの「ダラマール」、赤ローブの「イエンナ」との遣り取りには、お互いに本音を見せないスリリングなものがあって、また面白い。 そして、かつてタニスとフリントが出会ったことで、最初のシリーズ「戦記」の開幕を告げた、その場所で、今度はスティールと、白ローブの「パリン」が佇む場面には、今回のシリーズの顔になりそうな、重要な二人であることを殊更に告げているように思われた上に、黒と白といった対照的ながらも、お互いに表と裏を持った、彼らの繊細で複雑な人間性が、このシリーズでどのような変化、あるいは成長を遂げるのかも楽しみな期待感を抱かせてくれる。 暗黒の女王タキシスを中心とした勢力が再び台頭する中、それを告げに大司教の塔へ向かうタニス、タッスルとウーシャを尻目に、行動を起こすダラマールとイエンナと、それに交差しようとするスティールとパリン。 そして、これまでになかった尋常ではない猛暑や旱魃には、あれが関わっているような不穏な空気感を漂わせる中、クリンの世界はいったいどうなってしまうのか? 中巻に続く。
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ぐわー!やっちまったー! 俺様としたことがとんでもない大失敗をおかしてしまったよ。・゚・(ノД`)・゚・。 なんで上中下巻の上巻しか借りてきてないねん!バカ!もうバカ! ものすごい面白かった! ものすごい面白かった! ものすごい面白かったよ、たださん! (一人に向けて三回言...
ぐわー!やっちまったー! 俺様としたことがとんでもない大失敗をおかしてしまったよ。・゚・(ノД`)・゚・。 なんで上中下巻の上巻しか借りてきてないねん!バカ!もうバカ! ものすごい面白かった! ものすごい面白かった! ものすごい面白かったよ、たださん! (一人に向けて三回言うた!) ただし、この面白さは、ここまでシリーズを積み上げてきた人にしか体験できない面白さではあるんだけどね もうね、「解放された」って感じよ これは自分の勝手な思い込みかもしれんけど、今までいろんなしがらみや制約の中でやってきたマーガレット&トレイシーが、自分たちを100出してきたなって ここまでの『ドラゴンランス』って会議で産まれた物語なんよね だから面白いは面白いんだけど結局丸くなっちゃうんよね(特に戦記の初めのほう) それがマーガレット&トレイシーが好きにやるようになってかなり尖った物語になっていてそこがいいのよね 例えて言うなら今までの『ドラゴンランス』はガリガリ君ソーダ味よ そんでこの『夏の炎の竜』はガリガリ君コーンポタージュ味って感じかな(じゃあ大失敗じゃん) もうほんと冒頭から、やってくれたなぁ感が凄い まずもう今回の敵役が凄いことになってるし ほんともういきなりとんでもないエピソード放りこんできやがるし(極悪非道) クリンの成り立ちとかわかるし タッスルはタッスルだし でたぶん今回は善・悪・中立それぞれの陣営が手を組むことひなるんちゃう?そうでしょ?そうなるんでしょって感じで上巻終わるし もう!馬鹿!早く中下巻借りてきなさいよ!もう!
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名前を貰った二人に全く似ていないタニンとスタームがどうなるのかと思っていたけど、まさかこんな使い方をするとは… マーガレットワイス恐るべし。
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